記事制作代行の費用相場|失敗しない選び方7つの基準と依頼できる工程

「記事制作代行に頼みたいが、費用の相場がわからない…」
「前に外注したときは、結局こちらが直すことになった…」
この記事を監修している佐藤誠一は、記事制作をAIの仕組み(AIエージェント)で回している編集者です。

先に結論です。 金額を比べる前にどの工程を任せるかを決めておくと、記事制作代行は選びやすくなります。 例えば、同じ4,000字の記事でも、構成や入稿を含むかで公開されている価格は18,000円〜40,000円まで動きます。 見積もりを3社から取っても、含まれる工程が違うと、どれが安いのか判断しにくいですよね? この記事では、公開されている価格をもとに費用の決まり方と選び方を解説します。

この記事でわかること

  • 依頼先4種類の違いと費用の目安
  • 記事制作代行で失敗する4つの原因
  • 外注した記事の品質が揃わなかった失敗談
  • 自社に合う記事制作の進め方を選ぶ基準
読み終えると、見積もりを取る前に社内で決めておく項目がはっきりします。 発注を判断する材料として、参考にどうぞ。

記事制作代行とは

記事制作代行に依頼できる範囲は、会社によって企画から入稿まで幅があります。
記事制作代行とは、記事を作る工程の全部または一部を外部に任せる仕組みのことです。
記事作成代行と呼ばれる場合もありますが、指しているサービスは同じです。
まずは仕組みと呼び方から確認していきましょう。

記事の企画から入稿までを外部に任せる仕組み

記事制作代行は、キーワードの選定から公開前の入稿までを外部に任せる仕組みです。
社内に書ける人がいない状態でも、記事の本数を落とさずにメディアを更新できます。
例えば、構成の作成と執筆だけを任せて、公開の作業は社内に残す形も可能です。
どこまでを外に出すかは依頼する側が選べるため、人手と予算に合わせて任せる範囲を決められます。

記事作成代行と呼び方が違うだけで中身は同じ

呼び方が違うだけで、記事作成代行と記事制作代行の中身は同じです。
どちらの言葉で依頼先に問い合わせても、任せられる工程に違いはありません。
言葉の選び方は会社ごとに違い、サービス名や料金プランの名称にそのまま使われています。
呼び名ごとに使われやすい場面を以下にまとめました。

呼び名使われる場面
記事制作代行企画から入稿までをまとめて任せる依頼
記事作成代行サービス名・料金プランの名称
コンテンツ制作代行記事以外の制作物も含む依頼
ライティング代行執筆だけを切り出した依頼

例えば料金ページを公開している会社には、サービス名に記事作成代行を使っているところもあります。
同じサービスを指す呼び名だとわかると、見積もりを取るときに比べる相手を絞り込めるでしょう。
この記事では以降、記事制作代行に表記を統一して解説していきます。

記事制作代行に依頼できる工程例

記事1本をまるごと任せるだけでなく、工程ごとに切り出して依頼できます。
よく依頼される7つの工程例は以下のとおりです。

記事制作代行に依頼できる工程例

  • キーワードの選定
  • 記事構成の作成
  • 本文の執筆
  • 編集・校正
  • ファクトチェック
  • 取材・インタビュー
  • 公開前の入稿作業
1つずつ解説していきます。

キーワードの選定

キーワードの選定は、どの検索語で記事を作るかを決める作業です。
検索数の多さと競合の強さを調べ、狙う語を1記事につき1つに絞ります。
記事制作代行にはこの工程から任せられ、担当者は候補のなかから自社の商材に近い語を選ぶ判断に時間を使えます。
選定の精度は発注のときに渡す材料でほぼ決まるため、候補の質が上がる材料の例は以下のとおりです。

発注時に渡す材料の例

  • 売りたい商材と価格帯
  • 想定している顧客の業種と規模
  • 問い合わせでよく聞かれる質問
  • すでに記事にしたキーワードの一覧
  • 競合だと考えている会社のURL
社内に残るのは、集まった候補から狙う語を決める判断だけです。 発注の前に問い合わせでよく聞かれる質問を書き出しておくと、渡す材料がそろいます。

記事構成の作成

本文を書く前の設計図にあたるのが、記事構成の作成です。
記事に載せる見出しと並び順をここで決めるので、記事の中身はほぼ固まります。
上位に出ている記事の調査と見出し案の作成までを任せると、担当者は自社の見解を入れる場所を指定するだけで済みます。
構成だけを先に納品してもらう頼み方もできるので、どちらが向くかを以下にまとめました。

構成だけ納品してもらう執筆まで続けて任せる
見出しの段階で方向を直せる原稿が上がるまで方向がわからない
社内の確認は1回で済む確認は構成と原稿の2回に分かれる
納期は原稿まで含めるより短い発注から納品まで一度で完了する
執筆を別の依頼先に出せる構成の意図が執筆にそのまま引き継がれる

初めて依頼する会社なら、1本目は構成だけ先に納品してもらう頼み方が安全です。
自社の見解を入れたい箇所がある記事は、構成の段階で指定してください。

本文の執筆

本文の執筆は、決まった構成に沿って原稿を書き上げる作業です。
見出しごとに調べ物をしながら文章にしていくため、1本にかかる時間は工程のなかで長くなります。
構成が決まっていれば切り出しやすく、担当者に残るのは自社の言い回しや専門用語を伝える作業になります。
口頭で伝えると書き手が代わるたびに同じ説明がいるので、先に文書で渡しておくものは以下のとおりです。

執筆前に渡すものの例

  • 社名・商品名の正式な表記
  • 業界の用語と社内での言い換え
  • 使ってほしくない言い回し
  • 参考にしてよい自社の記事
渡す文書は1枚で足りますし、2本目以降はそのまま使い回せます。 1本目の発注をする前に、この4つを1枚にまとめておきましょう。

編集・校正

上がってきた原稿を読み手に伝わる文章へ整えるのが、編集・校正です。
編集は構成と内容のずれを直し、校正は誤字脱字や表記のゆれを直します。
どちらも執筆とは別の目で読む工程なので、社内は自社の表記ルールを渡すだけで足ります。
一方で外部の編集では判断できない箇所も残るため、直る範囲と社内でしか直せない範囲を以下にまとめました。

編集で直る範囲社内でしか直せない範囲
誤字脱字と表記のゆれ自社の見解として出してよい主張か
文の長さと読みにくい言い回し取引先の名前を出してよい範囲
見出しと本文のずれ商品の仕様や価格の正確さ
重複した段落の整理業界の慣習に反していないか

右側の4つは、社内の事情を知る人でないと判断できません。
編集を任せる場合も、公開前に社内で読む担当を1人決めておいてください。

ファクトチェック

ファクトチェックは、原稿に書かれた事実の裏づけを1つずつ確かめる作業です。
数値や制度の記述について、発表元の資料まで戻って合っているかを照合します。
公的な統計の出所をたどる確認まで任せられると、記事の信頼を保ったまま本数を増やせます。
社内に残るのは自社の実績や価格が合っているかを答える役割で、確認の対象になりやすい記述の例は以下のとおりです。

確認の対象になる記述例

  • 統計や調査の数値
  • 制度や法律の要件
  • 他社のサービス名と価格
  • 自社の実績と料金
言い切っている箇所に根拠があるかを見てもらえると、公開したあとで数字を差し替える手間も減らせます。 発注のときに、確認した出典を記事に残してもらうかを伝えておきましょう。

取材・インタビュー

当事者に話を聞いて記事の材料を集めるのが、取材・インタビューです。
検索して集まる情報とは違い、自社にしかない話を記事に入れられます。
そのぶん人の手が要る工程ですが、質問案の作成・当日の同席・文字起こしから原稿化までをまとめて頼めます。
社内に残るのは誰に話してもらうかを決めて日程を押さえるところだけで、依頼から公開までの流れは以下のとおりです。

取材を依頼してから公開までの流れ

  1. 話し手と聞きたいテーマを社内で決める
  2. 質問案を作ってもらい社内で確認する
  3. 取材に同席し当日の補足を伝える
  4. 原稿を受け取り話し手に確認してもらう
  5. 修正を反映して公開する
社内の手間は1と4に集中するので、この2つに動ける人を先に決めておきます。 取材記事を出したい会社は、話し手の候補を挙げるところから始めてみてください。

公開前の入稿作業

公開前の入稿作業は、完成した原稿をCMSに登録して公開できる状態にする作業です。
※CMS(シーエムエス)とは、WordPressのようにWebサイトの記事を管理する仕組みのことです。
文章を貼り付けるだけでなく、見出しの設定や画像の設置もこの工程に入ります。
WordPressへの入稿まで任せると、担当者は公開日を決めて中身を確かめるだけになります。
入稿に含まれる作業の例は以下のとおりです。

入稿に含まれる作業の例

  • 見出しと本文のタグ設定
  • 画像の設置と代替テキストの入力
  • 内部リンクの設置
  • メタディスクリプションの入力
  • 公開日時の予約
原稿の納品までにすると、CMSへの登録と画像の設置は社内の作業として残ります。 自社のCMSを触れる人が何人いるかを確かめてから、依頼する範囲を決めましょう。

記事制作代行の依頼先ごとの違い

記事制作代行の依頼先は4つに分けられ、任せられる工程と費用の決まり方が違います。

記事制作代行の依頼先例

  • 記事制作会社は工程をまとめて任せられる
  • クラウドソーシングは単価を抑えやすい
  • フリーランスへの直接依頼は相性で品質が決まる
  • AI記事作成サービスは短納期で本数を出せる
1つずつ解説していきます。

記事制作会社は工程をまとめて任せられる

記事制作会社は、キーワードの選定から公開前の入稿までをまとめて任せられる依頼先です。
1社の中に編集・執筆・校正の担当がそろっており、窓口を1つにしたまま複数の工程を進められます。
まとめて任せられる本数は、制作会社が抱えている書き手と編集者の数で決まります。
任せられる範囲と費用の目安を以下にまとめました。

項目内容
任せられる範囲キーワードの選定から入稿まで
費用の目安1文字あたり4.5〜10円(税別・公開価格の一例)
品質の決まり方社内の編集者による確認
向いている会社記事を書ける人が社内にいない会社

参考:シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン
参考:記事作成代行Pro|料金プラン
工程ごとに発注先を探す手間がかからないため、初めて記事制作を外に出す会社は候補に入れてみてください。

クラウドソーシングは単価を抑えやすい

単価を抑えやすいのが、大手のクラウドソーシングでライターを募集する方法です。
発注する金額を自社で決めて募集を出せるため、1本あたりの費用を予算に合わせられます。
募集のしかたと費用の決まり方を以下にまとめました。

項目内容
任せられる範囲執筆や構成など工程を分けた単発の依頼
費用の目安募集時に発注側が提示した金額
品質の決まり方応募してきたライターの経験
向いている会社原稿を社内で編集できる会社

受注したライター側に手数料がかかる仕組みのため、手取りは提示した金額より下がります。
手取りまで見込んだ金額を提示すると、書き慣れたライターから応募が集まりやすくなります。
原稿の編集を社内で引き受けられる会社であれば、費用を抑えた依頼先として検討しましょう。

フリーランスへの直接依頼は相性で品質が決まる

フリーランスへの直接依頼では、担当するライターとの相性で記事の品質が決まります。
得意なテーマが自社の商材と重なる人に当たると、1本目から狙いに近い原稿が返ってきます。
窓口が1人になるぶん、自社の言い回しやルールも回数を重ねるほど伝わりやすいでしょう。
依頼できる範囲と費用の決まり方を以下にまとめました。

項目内容
任せられる範囲ライター1人が対応できる工程
費用の目安1本ごとにライターと直接決めた金額
品質の決まり方得意なテーマと自社のテーマの重なり
向いている会社同じ人に続けて頼みたい会社

構成や編集まで任せたいときは、対応できる工程を最初に確かめておきましょう。
まずは1本だけ頼んでみると、自社のテーマを書ける相性かを判断しやすいです。

AI記事作成サービスは短納期で本数を出せる

短い期間で本数を出せるのが、AIで書く記事作成代行のサービスです。
執筆をAIが担当するぶん初稿が早く上がり、まとまった本数を並行して進められます。
書き手がAIに変わるだけで、外部に発注する形は他の依頼先と同じです。
含まれる工程と費用の一例を以下にまとめました。

項目内容
任せられる範囲構成案の作成から本文の執筆・編集まで
費用の目安1本16,000円(税別・初期費用0円・公開価格の一例)
品質の決まり方人による編集と校正の有無
向いている会社本数をまとめて増やしたい会社

参考:シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン
記事作成代行ウルトラのAI記事代行プランには、コピペチェックとリライト分析も含まれています。
本数を早く増やしたい会社は、人の編集がどこまで入るかを確かめると、依頼先として比べやすくなります。

記事制作代行の費用相場

記事制作代行の費用は1つの数字で決まっておらず、依頼先と含まれる工程で幅が出ます。

記事制作代行の費用の決まり方

  • 文字単価は依頼先によって数倍の差が出る
  • 記事単価は含まれる工程で決まる
  • 月額契約は運用の範囲まで含めて決まる
  • 取材が入ると1本あたりの費用は上がる
  • 相場より安い見積もりは工程が抜けている
各社が公開している価格を一例として、1つずつ解説していきます。

文字単価は依頼先によって数倍の差が出る

文字単価は、依頼先とプランの組み合わせで2倍以上の差が出ます。
今回確認した2社はどちらも料金を3〜5段階に分けており、どの段階を選ぶかで金額が動きます。
文字単価とは、原稿1文字あたりの料金のことです。
公開されている価格の一例として、2社の料金ページの数値を以下にまとめました。

依頼先文字単価の目安備考
記事作成代行ウルトラ(シンプル)4.5円税別・初期費用0円
記事作成代行ウルトラ(スタンダード)6.5円税別・初期費用0円
記事作成代行ウルトラ(プレミアム)10円税別・初期費用0円
記事作成代行Pro(シンプル)4.5円5プランのうち一番安いプラン
記事作成代行Pro(プラチナ)8.5円5プランのうち一番高いプラン

参考:シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン
参考:記事作成代行Pro|料金プラン
2社とも安いプランは4.5円ですが、上位のプランは8.5円から10円まで上がります。
4,000字の記事に置き換えると、単価1円の違いが1本あたり4,000円の差になります。
文字単価を見るときは、自社が出したい文字数に換算して、依頼先ごとの費用の差を確かめてみてください。

記事単価は含まれる工程で決まる

記事単価の幅を作っているのは、文字数よりも含まれる工程の数です。
同じ会社のプランでも、骨子の作成や入稿をどこまで含めるかで金額が動きます。
記事作成代行ウルトラが公開している4,000字の記事単価を、プラン別に以下にまとめました。

含まれる工程記事単価の目安備考
執筆・編集・校正まで18,000円ウルトラのシンプル
骨子作成とSEOの分析まで26,000円ウルトラのスタンダード
構成からWordPress入稿・画像作成まで40,000円ウルトラのプレミアム

※金額は4,000字の記事の場合で、いずれも税別です。
参考:シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン
記事作成代行Proも、校正やコピペチェック・入稿の有無で5段階に分かれています。
参考:記事作成代行Pro|料金プラン
記事単価を比べるときは、金額より先に含まれる工程をそろえて並べましょう。

月額契約は運用の範囲まで含めて決まる

月額契約の金額は、記事の本数だけでなく運用のどこまでを任せるかで決まります。
メディアの設計や企画提案まで任せる契約では、記事制作以外の作業も月額に入ります。
公開されている月額の一例を以下にまとめました。

契約の範囲月額の目安備考
メディア構築から記事制作まで一括70万円〜ナイルのオウンドメディア構築・運用コンサルティング
SEOコンサルティング30万円〜記事作成代行ウルトラ
SEOコンサルティング10万円記事作成代行Pro
記事制作のみ範囲に応じた見積もりナイルの記事制作代行サービス

参考:ナイル株式会社|SEO記事・コンテンツ制作代行サービス
参考:シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン
参考:記事作成代行Pro|料金プラン
記事制作だけを頼む場合は、任せる範囲によって作業量が変わるため、見積もりで金額を出す会社もあります。
月額の見積もりを取るときは、記事の本数と任せる運用の範囲をそろえて比べると、金額の差の理由がわかります。

取材が入ると1本あたりの費用は上がる

1本あたりの費用が上がりやすいのは、取材やインタビューが入る記事です。
取材が入ると、日程の調整や当日の同席が執筆の前に足されます。
今回料金ページを確認した記事作成代行ウルトラとナイルの2社では、取材の費用が見積もりで決まる扱いでした。

2社の記載
記事作成代行ウルトラは最上位のプレミアムで、アンケート調査や専門家インタビューを必要に応じたオプションとして用意しています。
ナイルは制作内容にインタビューや撮影を含み、依頼の範囲に応じて見積もりを出しています。

参考:[シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン](https://shwat.jp/ultra/price/) 参考:[ナイル株式会社|SEO記事・コンテンツ制作代行サービス](https://www.seohacks.net/service/content-marketing-production/) 取材の有無で見積もりの取り方がどう変わるかを以下にまとめました。
取材なし取材あり
公開された単価表から総額を計算できるオプション料金または要見積もり
文字数と本数が決まれば発注できる取材の相手と回数が決まってから金額が出る
社内の作業は原稿の確認が中心社内でも日程調整と当日の同席が発生

取材を入れたい記事は、本数と取材の回数を伝えたうえで見積もりを取ってみてください。

相場より安い見積もりは工程が抜けている

公開されている価格より安い見積もりでは、含まれる工程がそのぶん少なくなっているケースがあります。
各社が料金ページでオプションとして別に金額を出している作業は、基本のプランに入っていないためです。
料金ページでオプションとして金額が示されている工程の例は、以下のとおりです。

抜けやすい工程例

  • 記事構成の作成
  • コピペチェックと校正
  • 公開前の入稿作業
  • 画像や図解の作成
例えば記事作成代行ウルトラは、構成案の作成が1本10,000円から・WordPressへの入稿が1文字1円からと、工程ごとの金額まで公開しています。 参考:[シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン](https://shwat.jp/ultra/price/) 4,000字で1本18,000円のプランに構成と入稿を足すと総額は32,000円が目安になり、発注する前に自分で計算できます。 社内で構成や入稿に対応できる会社なら、執筆だけを頼むプランで足りるでしょう。 見積もりを比べるときは、必要な工程を足した総額に直してから並べましょう。

失敗しない記事制作代行を選ぶ7つの基準

記事制作代行は会社ごとに得意な領域が違うため、発注の前に見るところを決めておくと選びやすくなります。

記事制作代行を選ぶ7つの基準

  • 制作会社が自社メディアで上位を取れているかを調べる
  • 自社の業界で書いた記事の実物を見せてもらう
  • 一次情報をどこから集めるかを聞く
  • 誰が編集して品質を担保するかを確認する
  • 公開後のリライトまで対応するかを確認する
  • AI検索に引用された実績があるかを聞く
  • 少ない本数でテスト発注してから本契約する
1つずつ解説していきます。

①制作会社が自社メディアで上位を取れているかを調べる

記事制作代行を選ぶときは、まず制作会社が自社のメディアで上位を取れているかを調べます。
自社のメディアで結果を出している会社なら、同じ手順を発注した記事にも当てられるでしょう。
調べるときの確認項目を以下にまとめました。

確認すること見分け方
自社メディアの検索順位社名以外のキーワードで1ページ目に表示
上位に入っている記事の本数複数のキーワードで継続して上位
記事の更新の頻度直近の半年に公開・更新された記事の有無
実績の伝え方記事のURLとキーワードをそのまま開示

自社のメディアをもっていない会社でも、支援先のメディアの数字を出してもらえば同じように確かめられます。
気になる会社が見つかったら、社名以外のキーワードで検索してから問い合わせましょう。

②自社の業界で書いた記事の実物を見せてもらう

発注する前に見せてもらいたいのが、自社と同じ業界で書いた記事の実物です。
実物を読むと、専門用語の使い方や情報の集め方が自社の基準に合うかを確かめられます。
記事を見るときの確認項目は以下のとおりです。

確認すること見分け方
同じ業界の記事の有無自社と近い商材・読者を扱った記事の提示
専門用語の扱い業界で通じる言い回しと定義の正確さ
情報の出どころ官公庁・業界団体の資料への参照
書いた人の経験その業界での実務の経験や取材の履歴

守秘義務で見せられない記事もあるため、公開済みの記事だけでもかまいません。
候補を絞ったら、同じテーマの記事を1社ずつ見せてもらってください。

③一次情報をどこから集めるかを聞く

一次情報をどこから集めるかは、発注する前に必ず聞いておく項目です。
自社にしかない情報が入った記事は、他の記事と中身が重ならず、読者にも届きやすいです。
私(佐藤)がSEOに12年関わってきたなかで、順位を分けているのは次の3つでした。

順位を決める要素発注する側から動かせるか
ドメインパワー記事を積み上げた年数で決まるため、すぐには動かせない
良質な被リンク他社に紹介されるかで決まるため、自社だけでは動かせない
一次情報自社の数字と事例を渡せば、1本目から動かせる

3つのうち発注する側がその日から動かせるのは、一次情報だけです。
だからこそ、制作会社がそれをどう集めるかを先に聞いておきます。
聞いておく内容を以下にまとめました。

確認すること見分け方
一次情報の集め方取材・アンケート・社内資料など集め方の明示
発注側が渡す材料必要な資料と担当者の時間の提示
取材の可否と回数1本あたりの取材の有無と実施方法の提示
材料が足りないときの進め方代わりの案と確認の手順の提示

取材の時間が取れない会社でも、一次情報は集められます。

取材以外で集める材料

  • お客様アンケートの回答
  • 社長が講演やインタビューで話した内容
  • 公式SNSでこれまで発信した内容
  • 現場の担当者がよく受ける質問
自社の商品知識や現場の写真も、そのまま一次情報として使えます。 問い合わせの時点で、自社の資料や担当者の時間をどこまで使えるかを確かめましょう。

④誰が編集して品質を担保するかを確認する

納品された記事の品質を決めるのは、書いたあとに誰が手を入れるかの体制です。
編集の担当が決まっている会社では、書き手が替わっても記事の型と精度が揃います。
編集体制について確認する項目は以下のとおりです。

確認すること見分け方
編集の担当者の有無執筆と編集で担当が分かれている
編集の担当者の経歴依頼する分野での編集歴と実績の開示
事実確認の手順出典の確認方法と確認する人の明示
修正の回数と期間見積書に書かれた修正回数と対応の期限

執筆と編集を1人が兼ねる体制でも、確認の手順が決まっていれば記事の質は揃えられます。
見積もりを受け取ったら、記事を最後に確認する人が誰かを聞いておきましょう。

⑤公開後のリライトまで対応するかを確認する

記事制作代行の契約には、公開後のリライトまで含むものと、執筆までで区切るものがあります。
順位を見ながら直す工程まで入っていると、1本の記事を長く使えます。
リライトの条件として聞いておく内容を以下にまとめました。

確認すること見分け方
リライトの対象になる記事自社が納品した記事以外も対象か
判断に使う指標検索順位・流入数など見る数字の明示
見直す時期と回数公開してから見直すまでの間隔の提示
費用の扱い契約に含むか別料金かの明示

執筆までで区切る契約でも、リライトを別に頼めるなら社内の作業は増えません。
契約を結ぶ前に、公開したあとに何をするかまで聞いておいてください。

⑥AI検索に引用された実績があるかを聞く

6つ目に確認したいのが、AI検索の回答に記事が引用された実績です。
生成AIに質問して調べる読者も出てきたため、引用の実績は依頼先を選ぶ材料になるでしょう。
確認しておく内容を以下にまとめました。

確認すること見分け方
引用された画面の有無記事名と引用箇所がわかる画面の提示
引用されたサービスと時期AIのサービス名と確認した年月の明示
記事の作り見出しごとに答えを言い切った構成
発注側での確かめ方同じ質問を自分で試せる手順の共有

引用される基準はAIのサービス側から公表されていない部分が多く、外から確かめられるのは実物の画面と自分で試した結果です。
候補の会社には、引用された画面と同じ質問を試す手順を見せてもらってください。

⑦少ない本数でテスト発注してから本契約する

本契約の前に、少ない本数のテスト発注で実物を確かめます。
1本でも納品を受け取ると、原稿の質と、自社の確認にかかる時間が同時にわかります。
テスト発注で見ておく項目は以下のとおりです。

確認すること見分け方
初回の発注本数1本からのスポット発注への対応
納期の守り方提示された納期どおりの納品
修正のやり取り指摘への返答の速さと反映の正確さ
社内にかかった時間確認と手直しに使った自社の作業時間

1本からのスポット発注を受けている会社もあるため、まとめて頼む前に1本だけ試せます。
まずは自社で書けずに止まっている記事を1本選び、テスト発注から始めましょう。

記事制作代行で失敗する4つの原因

記事制作代行に出したのに成果が出なかったときは、発注のしかたに原因が残っています。

記事制作代行で失敗する原因

  • 見積もりの安さだけで発注先を決めている
  • 丸投げして自社にしかない情報が入っていない
  • 3ヶ月で成果を求めて途中でやめている
  • 納品後に社内で確認する時間を見込んでいない
1つずつ解説していきます。

見積もりの安さだけで発注先を決めている

見積もりの安さで発注先を決めた会社では、公開しても成果の出ない記事が積み上がります。
発注前に数字で比べられるのは金額だけなので、比較の軸が文字単価に寄っていきます。
金額だけを並べて発注先を選んだときに社内で起きるのは以下のとおりです。

価格で選んだ結果

  • 比べる軸が文字単価だけになる
  • 稟議に上がるのは最安値の見積もりだけ
  • 金額以外の差を説明できない状態
  • 公開後の成果が判断に入らないまま契約
金額は社内で説明しやすい数字なので、価格に寄っていくのは自然な流れでしょう。 文字単価の差だけで決めた発注ほど、成果が出ないまま契約期間だけが終わっていきます。

丸投げして自社にしかない情報が入っていない

どこかで読んだ内容の記事が納品されるのは、テーマだけを伝えて丸投げしている場合です。
外部のライターが集められるのは、すでに検索結果に出ている情報だけだからです。
私(佐藤)が多くの媒体で記事を出してきたなかでも、この差ははっきり出ています。

順位が付かない記事の共通点

  • 自社にしかない数字が入っていない
  • 現場で見た事例が入っていない
  • インターネット上にある情報だけで構成されている
社内に書ける人がいないまま外注を決めた会社ほど、渡せる情報の整理まで手が回りません。 自社にしかない情報を渡さないまま発注した記事は、公開しても検索結果に埋もれたままになります。

3ヶ月で成果を求めて途中でやめている

3ヶ月で成果を判断している会社は、順位が動き出す前に記事制作代行をやめています。
検索で順位が付くまでの期間は、メディアの状態によって違います。
私が多くの媒体で記事を出してきたかぎりの目安は以下のとおりです。

メディアの状態順位が付くまでの目安
記事が蓄積されている既存メディア1ヶ月かからずトップ10入りする場合も
立ち上げたばかりの新規ドメイン早くて3ヶ月・上位に入るまで6ヶ月

※同じ本数を出しても、ドメインの状態や競合の強さで期間は前後します。
毎月の費用が出ていく以上、3ヶ月で判断したくなるのは自然でしょう。
3ヶ月で契約を止めると、順位が付き始める手前の数字だけで記事制作代行の成果を判断してしまいます。

納品後に社内で確認する時間を見込んでいない

記事が届いているのに公開が進まないのは、社内で確認する時間を見込んでいない場合です。
見積書に載るのは記事制作代行の作業だけで、社内の確認にかかる時間は数字に出てきません。
例えば納品を受けたあとに社内へ残る作業の例は以下のとおりです。

社内に残る作業の例

  • 数字と事実の確認
  • 社内用語や表記の統一
  • 公開してよい内容かの判断
  • 差し戻しと再納品のやり取り
確認の作業は担当者の通常業務の上に乗るため、本数を増やすほど公開が後ろにずれます。 社内の確認時間を見込まないまま本数だけを増やすと、納品済みの記事が公開されないまま溜まっていきます。

外注した記事の品質が揃わなかった失敗談

ここまでは発注のしかたで起きる失敗を見てきましたが、外注では記事の品質そのものが揃わない場合もあります。
外部のライターに書いてもらっているメディアなら、どこでも起こり得ることです。
ここからは、私(佐藤)が外注していたライター10名と月に約30本を作っていたころの経験をもとに解説します。
振り返ると、品質が揃わなかった原因はライターではなく、指示を渡す手段の側にありました。

外注で品質が揃わなかった失敗

  • テキストの指摘は書いた分量で自分が直せてしまう
  • 動画の指摘はライターの時間を奪ってしまう
  • 配ったマニュアルは業務委託では読まれない
  • 指摘のくりかえしが自分の書き直しに変わる
1つずつ解説していきます。

テキストの指摘は書いた分量で自分が直せてしまう

最初は、ライターから納品された原稿にGoogleドキュメントでコメントを入れ、直してほしい箇所を1つずつ書いていました。
そこで起きたのが、修正指示を書いている分量で本文そのものを直せてしまう矛盾です。
指示を書く労力があれば、自分で直したほうが速く記事を出せます。
実際に書き込んでいたコメントは以下のとおりです。

指摘の例

  • 1文目に結論を書いてから理由を続ける
  • 同じ内容を2つの段落でくりかえさない
  • 見出しの答えを本文の1文目で言い切る
ただし自分で直してしまうと、直した理由がライター側に残りません。 次の記事でも同じ箇所を直すことになり、書き手が育たないまま同じミスがくりかえされる状態が続きました。

動画の指摘はライターの時間を奪ってしまう

テキストでの修正指示が続かなくなったので、次に試したのが画面録画を共有できるLoomでの指示です。
直してほしい箇所を画面に映しながら話せるため、こちらは文章で修正指示するより早く伝えられます。
ところがライター側は動画を再生しないと修正に入れず、聞き取って直す箇所を書き出す作業が増えてしまいました。
2つの手段で負担がどちらに寄るかを以下にまとめました。

比べる項目テキストの指摘動画の指摘
指摘を作る側の手間直す文章を書くぶん多い画面を見せながら話すので少ない
ライター側の手間コメントを読めばそのまま直せる再生して聞き取ってから、指示を書き出すので手間が多い
指摘を確認する時間数秒数分
修正案の受け取り方そのままコピーできる書き写してから直す
負担が寄る側指摘する側ライター側

また、動画に一本化しようとすると、今度はテキストのほうが伝わりやすい指摘が抜け落ちます。
指摘の手段を入れ替えても負担の置き場所が変わるだけで、原稿の品質は揃いませんでした。

配ったマニュアルは業務委託では読まれない

業務委託のライターに配ったマニュアルが、細かく読まれたうえで原稿に反映されることは、ほとんどありませんでした。
業務委託は納品物に対して報酬を払う契約で、進め方や社内のルールまでは踏み込みにくくなります。
正社員のように評価や育成で足並みをそろえる関係でもないので、業務への本気度にはどうしても差が出ます。
配っていたものは以下のとおりです。

配っていたもの

  • Googleドキュメントにまとめた執筆マニュアル
  • 文章で伝えにくい部分を補うYouTubeの限定公開動画
  • 手を動かす場面を録画したLoomの動画
資料を増やすほどこちらのマニュアル作成時間は伸びる一方で、原稿の仕上がりは理想に近づきませんでした。 マニュアルを読み込んで書いてくれるライターもいますが、そこは個人差によります。 書き方のルールを日々共有できないぶん、外注した記事の品質は人によってばらつきます。

指摘のくりかえしが自分の書き直しに変わる

最後に残ったのは、上がってきた原稿を私が全部書き直す作業でした。
指摘を伝えるより自分で書いたほうが速く、10名分の原稿を1本ずつ直していく状態が続きました。
外注ライター10名の体制だったときと現在の違いは以下のとおりです。
※現在の数字は、執筆をAIエージェントに任せ、私の作業が編集と検品だけになったあとのものです。

10名体制のとき現在
原稿の修正に多くの時間がかかる編集・検品は30分〜1時間弱
実質的に全部書き直した記事も多数書き直しは発生しない
10名分の指摘を作る作業が発生指摘のやり取りが発生しない

書き直した記事は公開できても、次の依頼で同じ指摘をくりかえすことになりました。
外注しても最後は自分が書き直していたので、品質を支えていたのは仕組みではなく私の作業時間でした。
自社で外注を検討するときは、納品後に誰がどれだけ手を入れる前提かを先に見積もっておいてください。

記事制作の外注をやめた3つの理由

指示の手段を変えても品質が揃わない状態が続き、私(佐藤)は記事制作の外注そのものをやめました。
決め手になったのは、文章の上手さではなく発注する側の仕事量です。
外注をやめた理由は以下の3つです。

記事制作の外注をやめた理由

  • 書き手がAIでも人でも編集者の作業が同じだから
  • 人に頼むと修正版が返るまで数日かかるから
  • AIに書かせるほうがコストが低いから
1つずつ解説していきます。

書き手がAIでも人でも編集者の作業が同じだから

編集者としての私の作業は、書き手が人でもAIでも同じでした。
AIに「ここはこうしてください」と指示を出す作業が、ライターに指示書を渡す作業とそのまま重なっていたためです。
2026年の初めごろのAIは良い文章を出す一方で、人からの細かい指示を何度も必要としていました。
どちらに頼んでも発生していた作業を以下にまとめました。

人のライターに頼むAIに書かせる
構成と執筆ルールを書いた指示書を渡す構成と執筆ルールを書いた指示を渡す
納品された原稿を通しで読む出力された原稿を通しで読む
直してほしい箇所を書き出して送る直してほしい箇所を書き出して送る
差し替わった原稿をもう一度確認する書き直された原稿をもう一度確認する

書き手が変わっても編集者の作業が減らないのなら、外注を続ける理由は残りませんでした。
自社でも、指示書を作る手間が書き手を問わず同じになっていないかを一度数えてみてください。

人に頼むと修正版が返るまで数日かかるから

指摘してから修正版が返るまでに数日かかったことも、外注をやめた理由の1つです。
業務委託のライターは他社の仕事も並行して抱えているため、こちらの修正だけを最優先にはできません。

私の場合

指摘を送ってから修正版が返るまで、数日かかるのが普通でした。
1本の記事に修正が2回入れば、公開日はそのぶん後ろへずれます。

AIに同じ指摘を出したときは、書き直された原稿がその場で返ってきます。 修正のたびに数日待つ前提で本数を組むより、その場で直せる形に切り替えました。

AIに書かせるほうがコストが低いから

AIに書かせるほうが、人のライターに頼むより費用は低く収まりました。
AIツールの費用は月額で決まっており、本数を増やしても金額は同じです。
実際にかかっていた費用を以下にまとめました。

費目金額の目安
外注ライター10名への支払い(2024年)月20〜30万円
AIツールの月額合計(2026年)約45,000円
AIで記事を1本増やすときの追加費用0円(月額に含む)

※AIツールの月額は、Claude Code・ChatGPT・Google Workspaceなどを合計した金額です。
Claude Codeで自分用の記事作成AIエージェントを組み上げてからは、2万字の記事でも実動1時間以内に収まっています。
AIエージェントとは、決めた手順どおりに作業を進めるAIの仕組みを指します。
※実動時間は、AIの処理待ちを除いた人間の稼働時間です。
費用と自分の稼働の両方が下がったのが、外注をやめた3つ目の理由です。
自社の外注費とAIツールの月額を並べてみると、どちらが安く収まるかはすぐ計算できます。

記事制作の外注からAIの仕組みに変えて起きた変化

外注をAIの仕組みに切り替えたあと、記事制作の人員・費用・時間・本数の4つに変化が出ました。

AIの仕組みに変えて起きた変化

  • 外注ライター10名がゼロになった
  • 外注費が月20万円以上からゼロになった
  • 記事1本の実動時間が20分の1になった
  • 制作本数は減らずに月34本を超えた
数字の推移とあわせて、1つずつ解説していきます。

外注ライター10名がゼロになった

外注していたライターは、2024年の10名から2026年にはゼロになりました。
減らせた理由は2段階に分かれます。
2024年から2025年はAIに渡す指示文を作り込むプロンプト化、2025年から2026年は手順ごとAIに任せるエージェント化です。
3年の推移を以下にまとめました。

外注ライター月間の外注費
2024年10名20〜30万円
2025年4名20万円程度
2026年(現在)ゼロゼロ

人数はすべて外注していたライターのもので、私(佐藤)は含みません。
人が減ったのは、受注が細ったからではありません。
ライターに渡していた指示をAIの仕組みの側へ移した結果、記事制作の体制は1人になりました。

外注費が月20万円以上からゼロになった

ゼロになったのは人数だけではありません。
月20万円以上かかっていた外注費も、同様にゼロになりました。
執筆と修正のやり取りがAIの仕組みの側に移り、外に払う費用そのものがなくなっています。
年額に換算した推移を以下にまとめました。

外注費の年額換算
2024年240〜360万円
2025年240万円程度
2026年(現在)ゼロ

※年額は、月額からの単純な換算です。
毎月出ていた外注費がなくなり、記事制作の支出はAIツールの利用料だけです。

記事1本の実動時間が20分の1になった

記事1本にかかる実動時間は、手書きの18〜20時間から1時間以内に短くなりました。
執筆の作業そのものをAIエージェントに任せ、人の手元には編集と検品だけが残ったためです。
3段階の推移を以下にまとめました。

段階手法実動時間
①手書き全部自分で書く18〜20時間(2万字の長尺記事)
②プロンプトAIにプロンプトを登録して使う約6時間
③AIエージェント手順を決めてAIに任せる1時間以内(短いと30分)

※実動時間は、AIの処理待ちを除いた人間の稼働時間です。
なかでも短くなったのは編集・検品で、3〜4時間から30分〜1時間弱になりました。
私が原稿に手を入れる時間が減ったぶん、1日に確認できる記事の本数が増えています。
自社では1本の記事に何時間かけているかを測ると、削れる工程が見えてきます。

制作本数は減らずに月34本を超えた

減っていないのが制作本数で、外注していた時期より増えています。
月に約30本だった本数は、現在はクライアントワークで月34〜35本になりました。

現在の制作体制

  • クライアントワークで月34〜35本
  • 運用しているのは5媒体
  • 記事を作るのは1人
1本あたりの実動時間が短くなったぶんを、そのまま本数に振り向けられました。 自社が外に出している記事制作に置き換えると、本数を保ったまま費用と時間を減らせるかが判断の材料になります。

自社に合う記事制作の進め方を選ぶ基準

ここまでは私(佐藤)の例でした。
自社に当てはめて考えると、記事制作の進め方は記事制作代行・内製・自社に置く仕組みの3つに分かれます。
自社に置く仕組みとは、AIに手順を覚えさせて記事を作るやり方のことです。
どれか1つが正解ではなく、社内にいる人と月に出す本数で向く進め方は決まります。

記事制作の進め方を選ぶ基準

  • 書ける人が社内にいない会社は記事制作代行が向く
  • 一次情報を出せる人がいる会社は内製で回せる
  • 毎回同じ指示書を作っている会社は仕組み化が向く
  • 記事の型が決まっていない会社はまず記事制作代行で型を作る
  • 月に数本出す会社は仕組み化で単価が下がる
自社がどれに当てはまるかを、1つずつ確認していきましょう。

書ける人が社内にいない会社は記事制作代行が向く

記事を書ける人が社内にいない会社は、記事制作代行に任せる進め方が向いています。
書き手の採用や育成を待たずに、記事の公開を続けられるでしょう。
社内の状態ごとに向く任せ方を以下にまとめました。

当てはまる状態向く進め方
記事を書く担当が社内で決まっていない企画から入稿まで一括で任せる
書ける社員はいるが通常業務で手が空かない執筆だけ任せる
業界の知識はあるが構成の作り方がわからない構成だけ任せる
公開後の更新まで人手が回らないリライトまで含めて任せる

書ける人がいない状態でも、任せる範囲を選べば記事は出し続けられます。
まずは社内で記事を書ける人がいるかを確かめ、いなければ任せる工程を決めていきましょう。

一次情報を出せる人がいる会社は内製で回せる

内製で記事を回せるのは、自社にしかない情報を言葉にできる人が社内にいる会社です。
社内にしかない数字や事例は、現場にいる人ならすぐ話せます。
社内の状態と、内製で回せる範囲を以下にまとめました。

当てはまる状態向く進め方
現場に出ている社員へ話を聞ける取材から執筆まで社内で回す
自社の実績や数字をすぐ取り出せる社内の数字を使って書く
業界の用語を社内で説明できる用語の確認まで社内で済ませる
公開後の反応を社内で追えるリライトの判断を社内で決める

情報を出せる人がいるなら、手が足りない工程だけを外に出す形でも内製は続けられます。
自社にしかない情報を誰が出せるかを書き出してから、内製で回すかを決めてみてください。

毎回同じ指示書を作っている会社は仕組み化が向く

毎回同じ内容の指示書を作っている会社は、自社に置く仕組みに切り替えると作業が軽くなります。
何度も書いてきた注意点は、そのまま仕組み側のルールとして登録できるでしょう。
仕組みに移せる状態を以下にまとめました。

当てはまる状態向く進め方
発注のたびに同じ注意点を書き足している共通の注意点を1つのルールに集める
修正の指摘がいつも同じ箇所に集中する指摘の内容を執筆前のルールに移す
記事の型が担当者ごとに違う型を決めて全記事に同じ手順を通す
本数を増やしたいが確認の工数が足りない手順が固まった工程から仕組みに移す

同じ指示を毎回書いている会社は、仕組みに移す材料がすでにそろっている状態です。
書き出した注意点は、そのままAIに渡す指示としても使えます。
毎回の指示書に同じ記述が並んでいないかを見返すと、共通する部分から手を付けられます。

記事の型が決まっていない会社はまず記事制作代行で型を作る

社内に記事の型がまだない会社に使いやすいのが、記事制作代行です。
納品された記事がそのまま社内の見本になり、次の記事を作るときの基準として使えます。
記事制作代行に頼むと決まってくる型の例は以下のとおりです。

記事制作代行で決まる型の例

  • キーワードの選び方
  • 見出しの並べ方
  • 1記事あたりの文字数
  • 出典の付け方
  • 画像とリンクの入れ方
例えば私(佐藤)が受ける場合は、最低本数を決めておらず、構成だけ・執筆だけの部分委託も受けています。 本数の下限を置かない会社もあるので、1本だけ頼んで型を確かめる進め方もできます。 社内に見本がない段階なら、まず1本頼んで納品物を型として残しておきましょう。

月に数本出す会社は仕組み化で単価が下がる

月に数本以上を出し続ける会社は、自社に置く仕組みに移すと1本あたりの費用を下げやすくなります。
1本ごとに費用が決まる記事制作代行に対し、社内の仕組みは月ごとの費用のまま本数を増やせます。
総額が決まる項目は以下のとおりです。

総額が決まる項目

  • 月に出す記事の本数
  • 1記事あたりの文字数
  • 依頼に含める工程の数
  • 修正のやりとりの回数
  • 社内で確認する担当の時間
例えば私の場合は、5媒体で月34〜35本を作っており、本数を増やしても1本ごとの制作費は積み上がりません。 月に1〜2本であれば、記事制作代行に頼むほうが総額を抑えられる場合もあります。 自社が月に何本出すかを数え、費用が本数に比例するかを見比べてみてください。

記事制作を仕組みに変える3ステップ

記事制作を外に出したまま終わらせず、社内の仕組みに変えるまでの手順は3つの段階に分かれます。
どれも今日から社内で始められる作業です。

記事制作を仕組みに変える手順

  • 任せる工程と社内に残す工程を分ける
  • 毎回の指示をルールとして書き出す
  • 1媒体で試してから本数を増やす
3つのステップを、順番に解説していきます。

ステップ1|任せる工程と社内に残す工程を分ける

最初のステップは、記事制作の工程を社内に残すものと外に出すものに分ける作業です。
工程を先に切り分けておくと、外に出したあとで自社にしかない情報が抜けるのを防げます。
社内に残す工程と外に出す工程の例を以下にまとめました。

社内に残す工程外に出す工程
顧客からよく出る質問の収集キーワードの選定
自社の実数・実績の整理記事構成の作成
現場の担当者への聞き取り本文の執筆
記事で伝えたい方針の言語化編集・校正
公開してよいかの最終判断公開前の入稿作業

例えば私(佐藤)の場合は、記事制作の工程をほぼAIに任せていますが、一次情報だけは自分で集めています。

私の場合

集める・まとめる・言語化するの3つは、いまも人間の作業として残しています。
情報を見つけてくる作業と、まだ言葉になっていない話を言葉にする作業は、AIには任せられません。

まずは自社の工程を並べて、社内に残す工程から先に決めてみてください。

ステップ2|毎回の指示をルールとして書き出す

毎回同じ指示を口頭やチャットで出しているなら、指示の中身はルールとして書き出せます。
一度書き出したルールは、書き手が代わっても同じ品質で記事が返ってくる基準になります。
ルールに書き出す項目例を以下にまとめました。

ルールに書き出す項目例

  • 読者像と検索意図
  • 使ってよい情報源の範囲
  • 見出しの作り方と本文の文字数
  • 使わない言い回しの一覧
  • 数値を載せるときの出典の書き方
例えば私の場合は、記事について指摘を受けたときも、人の確認作業を増やす方法は選びませんでした。

私の直し方

文章の質を指摘されたときは、上手な文章の定義と執筆ルールをAI側に教え込みました。
誤字が出たときも、確認する人を増やさずに誤字を見つけるルールを仕組み側に足しています。

直したのが人の注意力ではなくルールのほうなので、同じ指摘は二度出ていません。 書き出したルールは、記事制作代行に渡す発注書にも、社内で回す手順書にも、AIに渡す指示にも使えます。 直近に出した記事を見返し、何度も同じ指示を出した箇所から書き出していきましょう。

ステップ3|1媒体で試してから本数を増やす

3つ目のステップでは、1つの媒体だけで試してから本数を増やしていきます。
最初の1媒体で手順が固まると、2媒体目からは同じルールをそのまま当てられます。
本数を増やすまでの手順は以下のとおりです。

本数を増やす手順

  1. 1つの媒体を選んで少ない本数から作る
  2. 手直しした箇所をルールに書き足す
  3. 手直しが減ったら同じ媒体で本数を増やす
  4. 別の媒体に同じルールを当てる
例えば私の場合も、いきなり全部を自動にはしていません。 下書きまでをAIの仕組みに任せ、公開してよいかは人が判断しています。 5媒体で月34〜35本を作れるようになったのも、1媒体ずつ手順を固めた結果です。 手直しが減った媒体から順に本数を増やしていくと、記事制作が人ではなく仕組みで回るようになります。

記事制作代行に関するよくある質問

最後に、記事制作代行についてよくある質問をまとめました。
1つずつ答えていきます。

Q.1記事からのスポット依頼もできますか?

1記事だけのスポット依頼も可能です。
記事制作代行では最低本数を決めていない会社があり、1本から申し込めるプランも公開されています。
実際に、記事作成代行ウルトラのリライトプランは1記事から受け付けています。
参考:シュワット株式会社|記事作成代行ウルトラ 料金プラン
例えば私(佐藤)が引き受ける場合の条件は、以下のとおりです。

私の場合

最低本数は決めていません。
構成だけ・執筆だけの部分委託も受けています。

本数の下限は会社ごとに違うので、問い合わせの段階で確認してみてください。

Q.AIが書いた記事は検索で上位に来ますか?

AIが書いた記事でも上位に入ります。
前述のとおり、順位を決めているのはドメインパワー・被リンク・一次情報の3つで、書き手がAIか人かは判断の軸に入っていません。
問題のない記事を書くだけならAIでもできるので、記事の出来だけでは順位の差が付きません。
AIを使うかを決める前に、自社の数字や現場の事例を誰が出せるかを決めておきましょう。

Q.事実と違う内容が書かれることはありませんか?

事実と違う記述は、公開前の確認で防げます。
誤りが出やすいのは数字・社名・日付で、確認する箇所は多くありません。
公開前に確認する手順は以下のとおりです。

公開前に確認する手順

  • 記事内の数字と固有名詞を洗い出す
  • 出典の原典を開いて数値を照合
  • 出典URLと確認日を記事に残す
  • 社内の情報は担当者に確認
例えば私が作っている記事の場合は、以前から目視でファクトチェックをしていました。 いまは同じ確認をAI側でも実施しており、事実の誤りは基本的に出ていません。 上の手順をAI側にも組み込んであり、最後は人が確認しています。 確認の手順を発注の段階で決めておくと、AI記事作成サービスに頼むときも安心して任せられます。

Q.成果が出るまでどれくらいかかりますか?

前述のとおり、早いメディアでは1ヶ月かからず、新規ドメインでは3〜6ヶ月が目安です。
期間そのものより、途中で何を見て判断するかを先に決めておくと社内で説明しやすくなります。
公開してから確認する時期と指標を以下にまとめました。

確認する時期見る指標
公開から1ヶ月検索結果への掲載と初期の順位
3ヶ月狙ったキーワードの順位の推移
6ヶ月検索からの流入数と問い合わせの数
6ヶ月以降リライトする記事の選定

競合が強いキーワードでは、目安より時間がかかります。
発注の前に、この4つの時点で何を見るかを記事制作代行の会社とすり合わせてください。

Q.AIで書いた記事はそのまま公開してよいですか?

AIが書いた原稿は下書きとして扱い、公開するかは人が決めます。
記事を出したあとの責任は、発注した会社側に残るためです。
例えば、自社の見解として出してよい主張か、取引先の名前をどこまで書いてよいかは、社内の事情を知る人だけが判断できます。
記事制作代行に任せる場合もAIに書かせる場合も、公開の判断だけは社内に残しておきましょう。

まとめ|記事制作代行は任せる工程を決めてから選ぶ

記事制作代行を使うか社内で回すかは、工程を分けてから考えると判断が早くなります。
記事の要点を以下にまとめました。

記事制作代行の要点

  • 料金は文字数ではなく含まれる工程で決まる
  • 公開されている価格の一例は1文字4.5〜10円
  • 見積もりは足りない工程を足した総額で比べる
  • 自社にしかない情報を渡せないと成果につながりにくい
  • 納品後の確認と公開の判断は社内に残る
どの進め方を選んでも、自社にしかない数字と事例を集める工程は社内に残ります。 記事の成果を分けるのは、その材料を誰が出せるかです。 まずは自社の工程を書き出し、記事制作代行・内製・AIの仕組みのどれが合うかを金額で比べてみてください。 なかでも毎回の指示書を作り直す手間は、仕組みに移すと減らせます。

ここまで読んで、毎回同じ指示書を作り直している状態に心当たりがあれば、その指示はルールとして書き出せます。
私(佐藤)が外注をやめられたのも、指示をAIの仕組みの側へ移したからでした。
この記事も、同じ手順で組んだ記事作成AIエージェントが下書きまで作っています。

公開している中身

  • 工程ごとに何をAIへ任せているか
  • 毎回の指示をどうルールに変えたか
  • どの工程で人が確認しているか
  • 出来上がった原稿をどう採点しているか
どんなルールをAIに覚えさせているかは、この記事の作り方としてそのまま公開しています。

この記事を書いたAIの仕組みを見る

自社の記事制作に当てはめられるかは、いまの工程を書き出してみるとわかるでしょう。

記事一覧へ戻る