AI開発の費用はいくら?見積もりを確かめる3つの質問と50万円からの実例

「AI開発を外注したいけれど、費用がいくらかかるのか見当がつかない…」
「開発会社から見積もりを受け取ったものの、その金額が妥当なのか社内で判断できない…」
解説するのは、AIの機能を組み込んだシステムの開発を手がける佐藤誠一です。

AI開発の費用は、作るAIシステムの種類と、開発会社が作業にAIエージェントを使うかで違ってきます。
例えば私(佐藤)が開発する、AIの機能を組み込んだWebアプリの開発費は50万円が下限です。
私(佐藤)の体感では、開発の作業に使うAI(AIエージェント)を使うと、機能を決める要件定義は20〜30分程度、動く見本の試作は20分ほどで作れます。
とはいえ、受け取った見積もりの金額が妥当なのかは判断しにくいですよね?

この記事でわかること

  • 作るAIシステムの種類で増える開発の作業
  • AIエージェントを使った開発で縮む工程と縮まない工程
  • 工程ごとの作業日数から見積もりの金額の根拠を読む方法
  • 納品後の修正が別料金になるときの総額の考え方

読み終えると、見積もりのどこを開発会社に確かめればよいかがわかります。
AI開発を外注するときの判断材料として、参考にどうぞ。

AI開発の費用の決まり方

AI開発の費用は、作るAIシステムの種類と、開発会社が作業にAIエージェントを使うかによって違ってきます。
AIエージェントは開発会社が作業に使うAIで、作るAIシステムとは別のものです。
金額が決まる仕組みと実例を、以下の2つに分けて解説します。

AI開発の費用の決まり方で確認すること

  • 作るAIシステムの種類で開発の作業量が変わる
  • 作業にAIエージェントを使う開発なら50万円〜の例もある

まずは、作るAIシステムの種類で開発の作業がどう違うかから見ていきましょう。

作るAIシステムの種類で開発の作業量が変わる

AI開発の作業量を分けるのは、作るAIシステムが生成AIを組み込むものか、自社のデータで学習させるものかの違いです。
生成AIは、すでに学習を終えたものをAPIで呼び出して組み込めます。
一方、自社のデータで学習させる画像認識や需要予測のAIには、学習用のデータを整え、AIモデルを作って精度(判定や予測が当たる割合)を確かめる作業が加わります。
APIとAIモデルの意味は、以下のとおりです。

用語意味
API別のシステムからAIの機能を呼び出すための窓口
AIモデルデータから学習して判定や予測をするAIの本体

中小企業で導入されているAIの種類ごとに、開発で増える作業を以下にまとめました。

作るAIシステムの例AI導入済みの中小企業のうち使っている割合開発で増える作業
生成AI(文章や画像を作るAI)82.6%APIで呼び出して組み込む作業が中心
画像認識AI(製品の外観検査など)11.2%AIモデルを作り、精度を確かめる作業
需要予測AI8.1%AIモデルを作り、精度を確かめる作業

※割合は、AIを導入済みの中小企業(回答数322)が使っているAIサービスの複数回答で、2025年11〜12月の調査です。
※表には、調査で挙がったAIサービスのうち、開発の作業の違いを説明できる種類を載せました。
割合はどのAIが使われているかの参考で、作業量の数字ではありません。
参考:中小企業基盤整備機構|中小企業のAI等の利活用に係る実態調査(2026年3月)1ページ
2021年8月の経済産業省の資料も、AIの導入の流れの中で、AIモデルを作って精度を確かめる作業を「検証」の段階に置いています。
参考:経済産業省|中小企業におけるAI導入の活用・促進 39ページ

学習させるAIの金額

自社のデータで学習させる場合の金額は、作るものや学習に使うデータの量で違うので、見積もりを取って確かめる必要があります。

作業量が増えるほど費用も上がるので、作りたいものが生成AIを組み込むものか、学習させるAIかを先に分けておくと、見積もりを予想しやすいです。

作業にAIエージェントを使う開発なら50万円〜の例もある

開発会社が作業にAIエージェントを使う場合、AIを組み込んだシステムでも50万円から開発できる例があります。
例えば私(佐藤)は、開発の作業にClaude Code・Codexを使っています。
AIの機能を組み込んだWebアプリの金額と期間を、以下にまとめました。

私(佐藤)のWebアプリ開発の項目内容
開発費50万円〜
開発費に含まれる工程ヒアリング・要件定義・試作(デモ機の作成)・本開発・テスト・修正対応
見積もりの単価1人日5万円
期間(着手から納品までの長さ)修正対応を含めて1ヶ月ほどかかることもある

※50万円は、作業日数が10日以内なら日数に関係なく変わらない最低の金額です。
人日とは、1人が1日で進められる作業の量を表す単位のことです。

50万円を超えるとき
見積もりは、作る機能の範囲で出します。
作業日数が10日を超えたら、超えた分を1人日5万円で足す決まりです。
修正対応の日数はこの作業日数に入れず、日数に関係なく50万円の中で対応します。

50万円の決まり方のグラフ。作業日数が10日までは日数に関係なく50万円で、10日を超えた分は1人日5万円ずつ足される

期間が1ヶ月ほどになる理由は「修正依頼が何度も続くと1ヶ月ほどかかる場合もある」で解説します。
作業にAIエージェントを使うと工程ごとの日数がどれくらい縮むかは、次の「開発会社が作業にAIエージェントを使うときの工程ごとの時間」を参考にしてください。

会社ごとの単価の違い

1人日の単価は開発会社の体制によって違うため、同じ作業日数の開発でも会社ごとに費用に差が出ます。

単価が会社ごとに違う理由と、開発を頼む前に生成AIツールで済むかを見分ける方法は、以下の記事で解説しています。
参考記事:AI導入費用はいくら?|開発費用の相場と生成AIツールで済むかの見分け方

開発会社が作業にAIエージェントを使うときの工程ごとの時間

私(佐藤)の開発では、作業にAIエージェントを使うと、ヒアリングのあとの工程の時間が縮みます。
AIエージェントとは、作業に使うAIのうち、指示を受けてプログラムを書き、ファイルを直したりパソコン上の操作を実行したりするAIのことです。
例えば、AnthropicのClaude Code・OpenAIのCodexなどがAIエージェントにあたります。
参考:Anthropic|Claude Code Docs「Overview」
参考:OpenAI|openai/codex README
Claude Codeの始め方は、以下の記事で解説しています。
参考記事:Claude Codeは非エンジニアでも使える?始め方と仕事に生かす使い方

工程ごとの時間の前提

以下で紹介する工程ごとの時間は、私(佐藤)が自分の開発で感じている目安です。

工程ごとの時間の変化は、受け取った見積もりの安さに理由があるかを判断する材料になります。
以下の6つを、ヒアリングから順に解説します。

AIエージェントを使う工程ごとの時間

  • ヒアリングはAIエージェントでも短くならない
  • 要件定義は20〜30分で作れる
  • 試作は20分ほどで作れる
  • 従来なら3ヶ月ほどの本開発が数日で終わる
  • 1回ごとの修正はすぐ〜数日で直せる
  • 修正依頼が何度も続くと1ヶ月ほどかかる場合もある

まずは、AIエージェントを使っても時間が縮まない工程から見ていきましょう。

工程ごとに縮む・縮まないの図。開発会社が作業にAIエージェントを使っても、ヒアリングは縮まず、要件定義・試作・本開発は縮む

ヒアリングはAIエージェントでも短くならない

ヒアリングは先方の業務や要望を聞き取る工程で、作業にAIエージェントを使っても時間は短くなりません。
聞き取りは先方と話す時間そのもので、プログラムを書く作業のようにAIエージェントが代わりに進める工程とは違います。
見積もりで「ヒアリングの日数が短すぎる」と感じたら、聞き取りをどう進めるつもりかを開発会社に聞いてみてください。

要件定義は20〜30分で作れる

私(佐藤)の場合、ヒアリングのあとに進める要件定義は、作業にAIエージェントを使うと20〜30分程度で作れます。
要件定義とは、作るシステムの機能や条件を決める工程のことです。
例えば私(佐藤)の場合は、要件定義を次のように作っています。

私(佐藤)の場合

作業に使うAIエージェントと相談しながら機能や条件を決めていき、20〜30分程度で要件定義ができます。

ヒアリングと違って、要件定義はAIエージェントと相談しながら進められる最初の工程です。

試作は20分ほどで作れる

私(佐藤)の場合、要件定義が決まったあとの試作は、内容によりますが、作業にAIエージェントを使うと20分ほどで作れます。
試作とは、本開発の前に、動く見本を作ることです。

私(佐藤)の場合

AIエージェントがすぐに試作を作ってくれます。

動く見本が20分ほどでできると、先方の業務に合うかを本開発に入る前に確かめやすくなります。

従来なら3ヶ月ほどの本開発が数日で終わる

私(佐藤)の場合、試作で確かめたあとの本開発は、内容によりますが、作業にAIエージェントを使うと数日で終わります。
従来の進め方なら、3ヶ月ほどかかったと思われる作業量です。
本開発とは、実際に使うシステムを作る工程のことです。

AIエージェントに任せる作業

本開発で進めるプログラムを書く作業・ファイルを直す作業は、どちらもAIエージェントに任せられます。

※「従来なら3ヶ月ほど」は私(佐藤)の見立てで、同じシステムを2つの進め方で作って比べた数字ではありません。
数日で終わるのは本開発の作業で、納品までの期間には先方との修正のやり取りも入ります。

1回ごとの修正はすぐ〜数日で直せる

本開発のあとに出てくる修正も、作業にAIエージェントを使うと、1回ごとならすぐ〜数日で直せます。
テストのあとの修正も、納品後に先方から受けた修正依頼も、プログラムを直す作業はAIエージェントが進めます。
例えば私(佐藤)の場合、修正のタイミングごとの対応にかかる時間は以下のとおりです。

修正のタイミング対応にかかる時間
テスト後の修正すぐに対応できる
納品後の修正依頼数日(内容による)

上の表の時間はどちらも修正1回あたりの目安で、修正依頼が何度も続いたときの期間は含めていません。

修正依頼が何度も続くと1ヶ月ほどかかる場合もある

1回ごとの修正は早く直せても、先方からの修正依頼が何度も続くと、開発全体で1ヶ月ほどかかる場合もあります。

私(佐藤)の場合

1ヶ月くらいになるのは、本開発の数日に加えて、先方の修正依頼への対応が続くときです。
この修正対応は、開発費に含めています。

納品後の修正にかかる費用の扱いは、後半の3つの質問のうち「③納品後の修正が別料金かを聞くと総額がわかる」で解説します。

AI開発の費用が増える要因

作業にAIエージェントを使うと工程ごとの時間は縮みますが、作るAIシステムの中身によっては費用が増えます。
AI開発の費用が増える主な要因は、以下の2つです。

AI開発の費用が増える要因

  • 作る機能が増えるほど作業日数が増える
  • 文章を作るAIシステムは納品後の手直しが増えやすい

どちらも、次の章で見積もりを確かめるときの材料になります。
1つずつ解説していきます。

作る機能が増えるほど作業日数が増える

作る機能が増えるほど作業日数が増え、増えた日数の分だけAI開発の費用は高くなります。
画面や外部のシステムとの連携は、1つ足すたびに作って動きを確かめる作業が必要です。
例えば私(佐藤)のシステム開発は、前述のとおり1人日5万円を基準に見積もりを出しています。

私(佐藤)の見積もりが上がるとき

画面を1つ足すと、作る作業と動作確認の日数が増え、増えた日数に1人日5万円を掛けた金額だけ見積もりが上がります。

見積もりを頼む前に、作りたい機能の数を書き出しておくと、費用が増えるかを予想しやすいです。

文章を作るAIシステムは納品後の手直しが増えやすい

文章や画像を作るAIシステムは、納品後の手直しが増えやすく、作ったあとの費用が増える要因になります。
文章や画像には決まった正解がなく、AIの出力の品質が変わることがあります。
私(佐藤)の経験では、AIシステムが作るものごとの納品後の手直しの量は以下のとおりです。

AIシステムが作るもの納品後の手直し
文章・画像など正解がないもの出力の品質が変わることがあり、定期的に必要
ニュースの配信・Excelの操作など正解が決まっているもの必要だが、正解がないものより少ない

作業にAIエージェントを使って作ったシステムでも、納品後の手直しは要ります。
納品後の手直しにかかる費用は「③納品後の修正が別料金かを聞くと総額がわかる」で解説します。
文章を作るAIシステムを頼むときは、作ったあとの手直しの費用も見積もりと一緒に確かめておきましょう。

AI開発の見積もりを確かめる3つの質問

費用が増える要因がわかると、受け取った見積もりのどこを確かめればよいかも見えてきます。
見積もりを受け取った発注側として、契約の前に開発会社へ聞いておきたい質問は以下の3つです。

AI開発の見積もりを確かめる3つの質問

  • AIエージェントを使う工程を聞くと安い理由がわかる
  • 工程ごとの作業日数を聞くと金額の根拠がわかる
  • 納品後の修正が別料金かを聞くと総額がわかる

まずは、見積もりの安さに理由があるかを確かめる質問から見ていきましょう。

①AIエージェントを使う工程を聞くと安い理由がわかる

開発会社に、どの工程の作業にAIエージェントを使っているかを聞くと、見積もりを安くできる理由の説明が成り立つかを確かめられます。
作業にAIエージェントを使っても短くなる工程と短くならない工程があるので、工程ごとの答えから、作業日数が減った工程をたどれます。
開発会社に聞く質問の例は、以下のとおりです。

開発会社に聞く質問の例文

「この見積もりでは、どの工程の作業にAIエージェントを使っていますか?」
「AIエージェントを使ったことで、どの工程の作業日数が短くなっていますか?」

システム開発を請け負う側として、私(佐藤)が上の質問を勧める理由は次のとおりです。

AIを使う工程を聞くとよい理由

開発会社が作業にAIを使っていると聞くと、発注する側は「AIを使っている=安く仕上げられる」と受け取りやすいです。
どの工程に使っているかを聞けば「なぜ安くできるか」の説明が成り立ちます。

前述の「開発会社が作業にAIエージェントを使うときの工程ごとの時間」に当てはめてみましょう。
私(佐藤)の場合、縮まないのはヒアリングで、要件定義から本開発までの工程は縮みます。
要件定義から本開発までの時間を、従来の進め方の目安と比べて以下にまとめました。

工程従来の進め方なら(目安)私(佐藤)が作業にAIエージェントを使った場合
要件定義1ヶ月ほど20〜30分程度
試作1週間ほど20分ほど(内容による)
本開発3ヶ月ほど数日(内容による)

※試作の「1週間ほど」と本開発の「3ヶ月ほど」は私(佐藤)の見立てです。
要件定義の「1ヶ月ほど」は、JUASの調査の工期の比率(要件定義:設計〜結合テスト=20:50)を本開発の3ヶ月に当てはめた目安です。
※JUASの調査は企業の業務システムの開発が対象で、工程の区分に試作はありません。
参考:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会|ソフトウェア・メトリクス調査2025【ガイドブック】7ページ

開発会社の答えで確かめること

縮む工程と縮まない工程を分けて説明できているかを見てください。

見積もりの金額が高いと感じたときも安いと感じたときも、同じ質問で作業日数の出どころを聞いてみてください。

②工程ごとの作業日数を聞くと金額の根拠がわかる

開発会社に工程ごとの作業日数を聞くと、見積もりの金額の根拠がわかります。
見積もりを1人日の単価×作業日数で出す開発会社なら、工程ごとの日数がわかれば、金額のうちどの作業にいくらかかるかを計算でたどれます。
「作る機能が増えるほど作業日数が増える」で解説したとおり、見積もりが上がるのは作業日数が増えるときです。
一式でまとめた見積もりと、工程ごとに分けた見積もりの書かれ方の違いは以下のとおりです。

見積もりの書き方書かれ方の例読み取れること
一式でまとめた書き方開発一式 ◯万円支払う総額
工程ごとに分けた書き方(要件定義◯日+試作◯日+本開発◯日)×1人日の単価◯万円支払う総額と、工程ごとにかかる作業日数

※◯には、受け取った見積書に書かれた日数と金額を当てはめてください。
工程ごとの日数が書かれていれば、①の質問で聞いたAIエージェントを使う工程と照らし合わせて、日数が短くなっている工程を確かめられます。
一式の金額で見積もりを受け取ったら、工程ごとの作業日数と1人日の単価に分けて出してもらえるかを、開発会社に相談しましょう。

③納品後の修正が別料金かを聞くと総額がわかる

納品後の修正が別料金になるかを開発会社に聞くと、開発費のあとに払う費用まで含めた総額がわかります。
納品後の修正にかかる費用は、保守の契約が付くか付かないかで払い方が違ってきます。
保守とは、納品後も定額の料金で、システムの修正や点検を受けられる契約のことです。
保守の契約の有無ごとに、納品後の修正の費用のかかり方と総額の計算を以下にまとめました。

納品後の修正の扱い費用のかかり方総額の計算
保守の契約が付く契約の範囲の修正は、定額の料金で対応開発費◯万円+保守の料金◯万円×契約した月数
保守の契約が付かない修正を頼むたびに、追加発注として修正の費用が発生開発費◯万円+修正1回の費用◯万円×修正の回数

※◯には、受け取った見積書に書かれた金額を当てはめてください。
前述の「文章を作るAIシステムは納品後の手直しが増えやすい」で解説したとおり、正解がない出力を作るシステムほど手直しは増えやすいです。
保守の契約が付かない場合は、手直しを頼んだ回数の分だけ、追加発注の費用が総額に足されます。
例えば私(佐藤)の場合は、システム開発の納品後の修正を次のように扱っています。

私(佐藤)のシステム開発の場合

システム開発には、定額の保守を標準では付けていません。
納品までの修正対応は開発費に含め、納品後の修正は追加発注として請け負っています。

見積もりを受け取った段階で「納品後の修正は保守の範囲か、追加発注か」を聞いておけば、作ったあとに払う費用まで含めて見積もりを比べられます。

AI開発の費用に関するよくある質問

最後に、AI開発の費用についてよくある質問に答えていきます。
外注するかを決める前に確かめておきたい質問を選びました。

Q.ChatGPTを組み込んだ開発はいくらですか?

ChatGPTのような既存のAIを組み込んだWebアプリなら、私(佐藤)は50万円から開発しています。
ChatGPTのような大規模なAIそのものを一から作るのではなく、すでに学習を終えたAIをAPIで呼び出して組み込むやり方です。
金額と期間の内訳は、前述の「作業にAIエージェントを使う開発なら50万円〜の例もある」の表にまとめました。

開発費とは別にかかる費用

組み込んだAIのAPIの料金は開発費とは別にかかり、金額は使った量に応じて決まります。

見積もりを受け取ったら、APIの料金が月にどれくらいになりそうかも開発会社に聞いておくと、予算を立てやすいです。

Q.AI開発の費用を抑える方法はありますか?

AI開発の費用は、作る機能を絞ることと、生成AIツールで済む業務を開発に回さないことで抑えられます。
前述の「作る機能が増えるほど作業日数が増える」のとおり、開発費は作業日数で決まるので、最初に作る機能を絞るほど見積もりの金額も下がりやすいです。

開発を頼まずに済む例

メール文の作成のように生成AIツールの契約で足りる業務なら、開発を頼まずにAIツールの月額利用料だけで済みます。

業務に合わせたAIツールの選び方は、以下の記事で解説しています。
参考記事:業務自動化とは?AIで自動化した例6選とツールの選び方を解説

Q.AI開発の費用は補助金の対象になりますか?

AI開発の費用が補助金の対象になるかは、補助金ごとの条件によります。

AI開発の費用に使える補助金の例

デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)の対象は、事務局に登録されたITツール(AIを含むソフトウェア)の導入費に限られます。
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の対象は、新しい製品・サービスの開発を伴うシステムの構築費です。

参考:中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局|デジタル化・AI導入補助金2026
参考:中小企業基盤整備機構|新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
申請を考えるときは、締切と条件を公募回ごとに公式サイトで確認してください。

Q.外注せずに社内でAIアプリを作れますか?

業務で使う小さなツールなら、作業に使うAIエージェントに日本語で頼めば社内で作れます。
プログラムのコードを書き、ファイルを編集するところまでは、AIエージェントの担当です。
私(佐藤)も非エンジニアですが、Claude Codeなどに頼んで自分の業務で使うツールを作っています。

私(佐藤)が自作したツールの開発時間

私(佐藤)の体感では、誤字脱字チェックのツールは10分ほど、動画編集のツールは1時間ほどで作れました。
かかった時間には、最初に作られたものの手直しも含みます。

一方で、AIの機能を組み込んだ業務システムのように作る範囲が広いものは、開発会社に外注するのも1つの方法です。
業務効率化ツールを自作するときの進め方は、以下の記事で解説しています。
参考記事:業務効率化ツールは自作できる?非エンジニアがAIエージェントで作る3ステップ

まとめ|AI開発の費用は作り手が作業にAIを使うかでも変わる

AI開発の費用は、作るAIシステムの種類に加えて、開発会社が作業にAIエージェントを使うかでも違ってきます。
見積もりを受け取ったら、以下の3つを開発会社に聞いてみてください。

AI開発の見積もりを確かめる3つの質問

  1. 開発のどの工程の作業にAIエージェントを使うか
  2. 見積もりの内訳となる工程ごとの作業日数
  3. 納品後の修正が別料金になるか

ヒアリングのように縮まない工程もあるので、見積もりの金額が高くても安くても、縮んだ工程を説明できるかを確かめましょう。

最初にやること

受け取った見積もりが一式の金額だけなら、工程ごとの作業日数に分けて出してもらえるかを開発会社に聞いてみてください。

AI開発の見積もりを確かめる参考にどうぞ。
ここまで読んで、自社でもAIを組み込んだシステムを作りたいと感じた人もいるでしょう。
私(佐藤)は、AIの機能を組み込んだWebアプリなどのシステム開発を、50万円から受けています。

私(佐藤)のシステム開発の進め方

  • 開発の作業にClaude Code・Codexを使う
  • 要件定義はAIエージェントと相談しながら作る
  • 本開発の前に試作を作って確かめる
  • 納品後の修正は追加発注で対応する

どの業務ならシステムにできるかは、業務を自動化する進め方のページで紹介しています。

業務を自動化する進め方を見る

貴社でAIを組み込んだシステムの開発を考える参考になれば幸いです。


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