
SEO記事の書き方7ステップ|添削で多い3つの直し方とAIエージェントで書く方法
公開日:2026年10月8日
「SEO記事の書き方がわからない…上司に書いてと言われたけれど、何から手をつければいいのか判断できない…」
「上位の記事を読むとコツが多すぎて、どれが順位に効くのかつかめない…」
解説するのは、SEO歴12年の佐藤誠一です。
先に結論をお伝えします。
SEO記事は検索した読者の疑問に答えきり、自社にしかない一次情報を足して書くのが基本です。
とはいえ、初めて記事を書くときは、どの順番で何を書けばいいのか迷いますよね?
この記事では、私(佐藤)が添削で実際に直している箇所や、1本を手で書くのにかかっていた時間も交えて解説します。
この記事でわかること
- SEO記事の書き方7ステップ
- 共起語や文字数より一次情報を優先する理由
- SEO記事を手で書くと1本に何時間かかるか
- 順位が付かない記事の直し方
- AIエージェントでSEO記事を書くときの注意点
読み終えると、自社のSEO記事を1本、手順どおりに書き始められます。
自社でSEO記事を書く前の確認に、参考にどうぞ。
SEO記事とは
SEOとは、Googleなどの検索結果で自社のページを上位に表示させるための取り組みのことです。
SEO記事とは、キーワードで検索した人の疑問に答え、検索結果の上位を狙って書く記事のことです。
自社の話題から書き始めるコラムと比べると、記事を書き始めるきっかけも、読者が記事にたどり着く道筋も違います。
コラムと違い検索して来た読者に向けて書く
SEO記事はコラムと違ってキーワードで検索して来た読者に向けて書きます。
検索した人は答えを探して記事を開くので、疑問に答えている記事ほど最後まで読まれやすいです。
SEO記事とコラムの違いを以下にまとめました。
| 項目 | SEO記事 | コラム |
|---|---|---|
| 読者がどこから来るか | Googleなどの検索結果 | 自社サイトの新着記事・SNS・メルマガ |
| 書き始める起点 | 読者が検索するキーワード | 自社が伝えたい話題 |
| 記事の中身 | キーワードで調べた疑問への答え | 会社の近況・考え・取り組み |
| タイトル | キーワードを入れたタイトル | 内容に合わせた自由なタイトル |
例えば「SEO記事 書き方」で検索した人は書く手順を探しているので、会社の近況から始まる記事だと途中で読むのをやめてしまうでしょう。
コラムと同じ感覚で書き始めないよう、SEO記事ではキーワードを決めてから記事の中身を考えます。
上位に表示されると広告費なしで読まれ続ける
上位に表示されている間、広告費をかけずに読まれ続けるのがSEO記事の特徴です。
Googleの検索結果のうち、広告ではない通常の枠は掲載に費用がかからないので、上位にある記事は検索されるたびに表示されます。
参考:Google検索セントラル|Google 検索の基本事項
ただし、かからないのは掲載の費用だけで、記事を作る費用や時間は必要です。
SEO記事を書く目的として、記事から得られることを以下にまとめました。
SEO記事で得られること
- 自社をまだ知らない人の訪問
- 問い合わせや資料請求のきっかけ
- その分野に詳しい会社として読者から得る信頼
広告は支払いを止めた時点で表示されなくなりますが、SEO記事は上位にあるうちは費用を足さずに3つとも得られます。
読まれ続けるのは上位に表示されている記事なので、次の章で上位を狙う書き方を7つのステップに分けて見ていきましょう。
SEO記事の書き方7ステップ
SEO記事とは何かがわかったところで、書き方の手順に進みます。
キーワードを決めてから記事を公開するまでの流れを、7つのステップに分けました。
SEO記事の書き方7ステップ
- キーワードから読者が知りたいことを洗い出す
- 上位記事の見出しを並べて共通の論点を拾う
- 自社にしかない一次情報を2つ以上集める
- 見出しだけで答えがわかる構成を作る
- 構成の見出しの順に本文を埋める
- 公開前に事実の誤りを確かめる
- 入稿時にメタディスクリプションを設定する
どれも、私(佐藤)が手で書いていたころから同じ順番で進めてきた工程です。
1つずつ解説していきます。
ステップ1|キーワードから読者が知りたいことを洗い出す
SEO記事は狙うキーワードで検索する人が何を知りたいのかを洗い出すところから書き始めます。
記事で答える中身は、キーワードの裏にある検索意図に合わせて決まります。
検索意図とは、キーワードを検索した人が検索結果に求めている答えのことです。
Googleは2015年に公開した記事で、人がその場で何かをしたくなる瞬間として、4つを挙げています。
「知りたい」「行きたい」「したい」「買いたい」の4つで、どれもスマートフォンなどを手に取って欲求を満たそうとする瞬間です。
4つの瞬間ごとの検索の例は以下のとおりです。
| 4つの瞬間 | 検索の例 |
|---|---|
| 知りたい | SEOとは |
| 行きたい | 渋谷 コワーキングスペース |
| したい | WordPress ブログ 始め方 |
| 買いたい | ノートパソコン おすすめ |
※出典は英語の記事で、4つの瞬間の名前は日本語に訳しています。
参考:Think with Google|How Micro-Moments Are Changing the Rules
この記事のキーワード「seo記事 書き方」なら、記事を書く手順を知って自分で書きたい人が検索しています。
あわせて、検索する人を「SEO記事の担当になった中小企業の社員」のように1人の読者像(ペルソナ)に絞ると、記事で答える範囲を決めやすいです。
知りたいことの洗い出し方
まずは、Googleのキーワードプランナーなどのキーワード調査ツールに出る関連キーワードを書き出しましょう。
あわせて、検索結果の途中に表示される、他の人がよく調べている質問の一覧も書き出して集めます。
洗い出した知りたいことは、ステップ4で作る構成の見出しの候補になります。
ステップ2|上位記事の見出しを並べて共通の論点を拾う
2つ目のステップでやるのが、上位記事の見出しを並べて、共通する論点を拾う作業です。
複数の上位記事が共通して扱う論点は、狙うキーワードで検索する人の多くが知りたいことである可能性があります。
見出しを比べる手順は以下のとおりです。
上位記事の見出しを比べる手順
- 検索上位の記事を10本ほど開く
- 各記事の見出しをすべて書き出す
- 2本以上に共通する論点に印を付ける
- どの記事にもない論点をメモする
印を付けた論点は、自分の記事でも答える前提で構成に入れます。
例えばこの記事を書く前に、検索上位に出た8本の記事の見出しを比べた結果は以下のとおりです。
| 論点 | 扱っていた上位記事 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| SEO記事を書く前の準備と書く手順 | 8本中7本 | 共通の論点として答える |
| 自社にしかない情報を記事に入れる | 8本中6本 | 共通の論点として答える |
| 自社にしかない情報の集め方 | 0本 | どの記事にもない論点として、自社の経験で埋める |
多くの記事が「自社の情報を入れましょう」と書く一方で、集め方まで書いた記事はありませんでした。
こうしたどの記事にもない論点は、次のステップで集める自社の情報で埋めていきます。
ステップ3|自社にしかない一次情報を2つ以上集める
SEO記事に入れる材料として、自社にしかない一次情報を2つ以上集めます。
一次情報とは、自社の実績や社員の体験のように、自社が直接見聞きして得た情報のことです。
Googleは公式のガイドで、検索順位を決める仕組みについて「有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています」と説明しています。
Googleは同じガイドで、書き手が記事を自己評価するための質問も挙げています。
質問の1つが「コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供していますか。」です。
参考:Google検索セントラル|有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成
一次情報のない記事で起きたこと
私(佐藤)がAIだけで書き、インターネット上から集めた情報だけで構成した記事は、公開しても検索で順位が付きませんでした。
ネット上の情報だけで書いた記事は、すでに検索結果に出ている内容の寄せ集めになりやすいです。
私(佐藤)は1本の記事に一次情報を最低2つ入れ、2つ集まらないテーマでは記事を書かないと決めています。
取材の時間が取れなくても、すでに世に出ている自社の発言や記録を拾い直せば一次情報として使えます。
一次情報の集め方と例は以下のとおりです。
| 集め方 | 例 |
|---|---|
| アンケート | お客様アンケートの回答 |
| 自分の体験談 | 担当者が仕事で試してわかったこと |
| 経営者の過去の発言 | 社長が講演会で話した内容 |
| 企業のSNS発信 | 公式アカウントの投稿 |
| インタビュー記事 | 社長が受けた取材の記事 |
集めた一次情報をどの見出しに置くかは、次のステップの構成で決めます。
ステップ4|見出しだけで答えがわかる構成を作る
構成の段階で各見出しに書いておくのが、見出しの下で読者に伝える答えです。
答えが見出しに書いてあると、拾い読みする読者も、知りたい答えのある章をすぐに見つけられます。
この記事の見出しを例にした、答えがわからない見出しと答えがわかる見出しは以下のとおりです。
| 答えがわからない見出し | 答えがわかる見出し |
|---|---|
| 文字数について | 文字数を先に決めず読者の疑問にすべて答える |
| 結論の書き方 | 前置きを省いて見出しの直後に結論を書く |
| キーワードの入れ方 | キーワードは詰め込まず自然な文に入れる |
| 一次情報の集め方 | 自社にしかない一次情報を2つ以上集める |
左の見出しは本文を読まないと何をすればよいかがわからず、右の見出しは読んだ時点で答えがわかります。
あわせて、記事のタイトルと見出しの階層も構成の段階で決めておきましょう。
タイトルと見出しの付け方
タイトルには狙うキーワードを入れ、記事を読むと何がわかるかを1行で書きます。
見出しはHTMLのhタグ(見出しを表す記号)で階層を付け、タイトルをh1、章をh2、章の中の項目をh3とするのが基本です。
この記事を例に、タイトル・H2・H3の関係を以下にまとめました。
| 階層 | 役割 | この記事の例 |
|---|---|---|
| タイトル(h1) | 記事全体で答えることを読者に1行で伝える | SEO記事の書き方7ステップ|添削で多い3つの直し方とAIエージェントで書く方法 |
| H2(章) | タイトルで約束した答えを章に分ける | SEO記事の書き方7ステップ |
| H3(章の中の項目) | 章の中の答えを1つずつ言い切る | ステップ4|見出しだけで答えがわかる構成を作る |
タイトルに入れた「7ステップ」をH2で受け、H2の7つの手順をH3で1つずつ言い切ると、見出しを追うだけで記事の流れがわかります。

見出しの答えまで決めた構成ができたら、本文を書き始められます。
ステップ5|構成の見出しの順に本文を埋める
本文は、構成で決めた見出しの順に上から埋めていきます。
読者の疑問と答える順番を構成で決めてあるため、書きながら話の流れを考え直さずに済みます。
本文を埋めるときの進め方は以下のとおりです。
本文を埋める進め方
- 一次情報を使う見出しに先に印を付ける
- 1つの見出しを書き終えてから次へ進む
- 書けない見出しは構成に戻って直す
書けない見出しが出たら、材料が足りていない可能性もあるので、ステップ2・3に戻って材料を足します。
最後の見出しまで埋め終えたら、公開の前に事実を確かめるステップ6に進みます。
ステップ6|公開前に事実の誤りを確かめる
公開する前に確かめておきたいのが、記事に書いた数字や固有名詞の正しさです。
公式の発表で裏付けた記事なら、読者も安心して自社での説明や判断に使えます。
公開前に確かめる情報は以下のとおりです。
公開前に確かめる情報
- 統計や調査の数字
- サービスの料金とプラン名
- 会社名・サービス名などの固有名詞
- 法律や補助金などの制度
確かめる先は、統計なら発表した省庁、料金ならサービスの公式ページのように、情報を出した発表元です。
例えば、上位記事に載っている料金は、書かれた時点から改定されている場合があります。
上位記事の数字をそのまま写さず、発表元までたどってから記事に載せましょう。
ステップ7|入稿時にメタディスクリプションを設定する
書き終えた記事は、入稿のときにメタディスクリプションを設定してから公開します。
入稿とは、書いた原稿をWordPressなどの管理画面に入れ、公開できる状態に整える作業のことです。
メタディスクリプションとは、記事の内容を要約して、ページの情報として設定しておく説明文のことです。
スニペットについてのGoogleの説明
Googleは、検索結果に出る記事の説明文(スニペット)は「主にページのコンテンツ自体から作成されます」と説明しています。
同じページでは、メタディスクリプションのほうがページを正確に説明できる可能性がある場合は「その情報が使用されることもあります」としています。
参考:Google検索セントラル|検索結果のスニペットを管理する
使われる場合に備えて、メタディスクリプションには記事の答えを要約した文を入れておくと安心です。
入稿では、メタディスクリプションの他に内部リンクなども設定します。
内部リンクとは、自社サイトの中にある別の記事へ張るリンクのことです。
入稿時に設定する項目と内容を以下にまとめました。
| 入稿時に設定する項目 | 設定する内容 |
|---|---|
| メタディスクリプション | 記事の答えを要約した説明文 |
| 内部リンク | 本文で触れた話題の関連記事へのリンク |
| 画像の代替テキスト | 画像の中身を文字で伝える説明文 |
| 目次 | h2・h3の見出しを並べた一覧 |
入稿でこの4つまで設定できれば、7つのステップを終えて記事を公開できます。
SEO記事の添削で多い3つの直し方
7つのステップどおりに書き上げた記事でも、読み返すと直したい箇所は出てきます。
AIライティング講座で受講生の記事を添削している立場から、私(佐藤)が直すことの多い3つを以下にまとめました。
SEO記事の添削で多い3つの直し方
- 文字数を先に決めず読者の疑問にすべて答える
- 前置きを省いて見出しの直後に結論を書く
- 文章だけで続けず図表で見せる
どれも書き終えた記事を読み返せば見つけられるので、自分の記事と照らし合わせながら読んでみてください。
文字数を先に決めず読者の疑問にすべて答える
文字数は先に決めず、キーワードで検索した人が知りたいことにすべて答えるまで書きます。
記事の文字数は、読者が知りたいことにすべて答えた結果として決まります。
添削でいちばん多い指摘
添削でいちばん多く指摘しているのが、読者の疑問に答えきれていない記事です。
「1記事はだいたい◯文字」と先に決め、決めた文字数に収めようとする人が多い印象です。
読者が知りたいことの範囲はキーワードで決まり、同じSEOの記事でも長さは以下のように違います。
| キーワード | 読者が知りたいこと | 記事の長さ |
|---|---|---|
| SEOとは | SEOについての網羅的な内容 | 文字数が多くなる |
| ブログ ロングテールキーワード seo | ブログでのロングテールキーワードに絞った内容 | 文字数が少なくなる |
ロングテールキーワードとは、複数の語を組み合わせた、検索される回数の少ない具体的なキーワードのことです。
後者は目的が「ブログでロングテールキーワードを使うSEO」に絞られているので、答える範囲が狭く、記事は短くなります。
ステップ3で触れたGoogleの公式ガイドでも、Googleが優先する文字数について「そのような設定は存在しません」と書かれています。
参考:Google検索セントラル|有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成
答えきれない話題の扱い
1本の記事で答えきれない話題は、自社サイトにある関連記事へのリンクで補ってもかまいません。
関連記事もないのに答えを省いた記事は、検索上位に上げるのが難しくなります。
書き終えたら、読者の疑問に答えていない箇所が残っていないかを見直しましょう。
前置きを省いて見出しの直後に結論を書く
見出しのすぐ下の1文目に書くのは、前置きではなく、見出しへの結論です。
Googleで検索する人は、基本的に答えを求めて記事を開きます。
結論が最後にあると、わかりにくい記事だと思われて途中で閉じられやすくなります。
添削で直している書き出し
受講生の記事でよく直すのが、見出しの下に前置きを書き、答えを段落の最後に回している書き方です。
1つ前の見出しの本文を例に、直す前と直した後を以下にまとめました。
| 直す前 | 直した後 |
|---|---|
| 1文目「SEO記事の文字数に悩む人は多いでしょう」 | 1文目「文字数は先に決めず、キーワードで検索した人が知りたいことにすべて答えるまで書きます」 |
| 2文目「文字数については、さまざまな意見があります」 | 2文目「記事の文字数は、読者が知りたいことにすべて答えた結果として決まります」 |
| 最後の文「結論として、文字数は先に決めずに書きましょう」 | 最後の文「書き終えたら、読者の疑問に答えていない箇所が残っていないかを見直しましょう」 |
直した後は、1文目を読んだだけで見出しへの答えがわかります。
見出しの直後に答えがある書き方は、AIに引用されやすいともいわれています。
前置きを削るときは、段落の最後にある結論の文を、見出しのすぐ下へ移してみてください。
文章だけで続けず図表で見せる
SEO記事は文章だけで続けず、中身に合った図表で見せます。
図表にすると、活字が苦手な読者でも見ただけで中身がわかり、途中で記事を閉じられるのを防げます。
添削で目立つ文章だけの記事
「記事を書く」となると、文章だけで書こうとする受講生が多い印象です。
中身ごとに使う形式を以下にまとめました。
| 中身 | 使う形式 |
|---|---|
| 続けて並ぶ単語 | 箇条書き |
| 2つ以上のものの比較 | 表 |
| 作業の手順 | 番号リスト |
| 数字の推移 | グラフ |
| 作業や情報の流れ | 図解 |
グラフや図解はAIでも作れますが、記事をAIに書かせると、よほど設定しない限り文章だけで出てくることが多いです。
図表を使うルールを先にAIへ設定しておくと、AIで書いた記事も読みやすくなります。
添削で文章だけの段落を見つけたら、上の表の「中身」に当てはまる箇所を探して形式を置き換えると、見てわかる記事に直せます。
SEO記事を書くときの注意点
添削で直す3点とは別に、SEO記事を書くときに気をつけたいことがあります。
書いている途中で迷いやすいことと、公開前に確かめておきたいことを6つにまとめました。
SEO記事を書くときの注意点
- キーワードは詰め込まず自然な文に入れる
- 上位記事の文章や画像を写さない
- 共起語を競合と同じ数だけ入れようとしない
- 脱線する話題は削って別の記事へリンクで案内する
- 同じキーワードの記事をサイト内に重ねない
- 書き手が誰かわからない記事にしない
どれも書いている途中や公開前に確かめられるので、自分の記事に当てはまらないか見ながら読んでみてください。
キーワードは詰め込まず自然な文に入れる
キーワードは1文に何度も詰め込まず、読んで自然な文の中に入れます。
順位を上げるために詰め込む書き方は、Googleのスパムに関するポリシーで「キーワードの乱用」と呼ばれています。
ポリシーの定義は「Google 検索結果のランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むこと」です。
参考:Google検索セントラル|スパムに関するポリシー
例えば「SEO記事 書き方」を狙う記事で、詰め込んだ文と自然な文を比べると以下のとおりです。
| 詰め込んだ文 | 自然な文 |
|---|---|
| SEO記事の書き方を知りたい人に、SEO記事の書き方とSEO記事の例を紹介 | SEO記事の書き方を、実際の記事の例と一緒に紹介 |
| SEO記事の書き方の手順は、SEO記事の書き方7ステップのとおり | 書く手順は、キーワード選びから入稿までの7ステップ |
| 見出し「SEO記事 書き方 コツ 初心者 例」 | 見出し「SEO記事の添削で多い3つの直し方」 |
自然な文では「SEO記事」が1回でも、何についての記事かは読者に伝わります。
書き終えたら声に出して読み、同じキーワードが続いて引っかかる箇所を削っておくと、読者が読みやすい文になります。
上位記事の文章や画像を写さない
書くときに写さないよう気をつけたいのが、上位記事の文章や画像です。
写した部分は上位記事にすでに載っている内容なので、読者が自社の記事で新しくわかることは増えません。
上位記事の文章を集めて順位を狙う書き方には、Googleのスパムに関するポリシーの以下の記述が当てはまる可能性があります。
スパムに関するポリシーの引用
「スクレイピングとは、他のサイトのコンテンツを、多くの場合は自動化された方法で収集し、それを検索ランキングを操作する目的でホストする行為を指します。」
参考:Google検索セントラル|スパムに関するポリシー
上位記事を参考にしたつもりで、写してしまいがちなものは以下のとおりです。
上位記事から写してしまいがちなもの
- 上位記事の文章のコピー
- 上位記事の画像の無断使用
- 上位記事の見出しを別の語に置き換えただけの構成
見出しの置き換えは、ステップ2で上位記事の見出しを並べたあとに起きやすいので、拾うのは論点だけにして、見出しの言葉は写さないようにしましょう。
共起語を競合と同じ数だけ入れようとしない
共起語は競合の記事と同じ数だけ入れようとしなくても構いません。
共起語とは、あるキーワードと一緒に使われることが多い言葉のことです。
SEO記事の書き方の解説では共起語を入れるよう勧められることもありますが、私(佐藤)はほとんど気にしていません。
共起語の数をそろえるより、以下の4つに時間を使うほうがSEOの効果は高いと見ています。
共起語の代わりに時間を使うこと
- 自社にしかない一次情報を入れる
- 記事に監修者を付ける
- ドメインパワー(サイト全体の評価)を上げる
- 他のサイトからのリンク(被リンク)を集める
記事を書く担当者が自分の手で増やしやすいのは、4つの中では一次情報です。
一次情報を足す理由は、ステップ3で説明したとおりです。
共起語を数える時間があれば、自社の人から一次情報を1つ聞き出す時間に回してみてください。
脱線する話題は削って別の記事へリンクで案内する
記事から削っておきたいのが、検索キーワードと関係の薄い脱線した話題です。
脱線した見出しが挟まるほど、読者は知りたい答えにたどり着くまでに時間がかかります。
脱線を防ぐ書き方は、私(佐藤)が駆け出しの頃に、元師匠にあたるSEOコンサルから教わったものです。
元師匠に叩き込まれたこと
元師匠からは「キーワードを意識した記事作成」を口すっぱく叩き込まれました。
明らかに脱線する見出しはカットし、どうしてもつなげたい話は内部リンクで別の記事に渡す書き方を、今も守っています。
SEO記事の書き方を解説する記事なら、脱線しやすい話題と扱い方は以下のとおりです。
| 脱線しやすい話題 | 扱い方 |
|---|---|
| 記事制作代行の費用 | 1文だけ触れて費用の記事へ内部リンク |
| SEOを社内で続ける体制づくり | 見出しを立てず、内製化の記事へ内部リンク |
| Googleの検索アルゴリズムの歴史 | 見出しごと削除 |
検索した人が次に知りたくなる話題は内部リンクで渡し、知りたがらない話題は見出しごと削ります。
参考記事:SEO内製化が失敗する5つの原因とインハウスSEOを成功させる4ステップ
脱線した話題を別の記事に分けておけば、分けた先の記事も1つのキーワードに絞って書けます。
同じキーワードの記事をサイト内に重ねない
同じキーワードを狙う記事を、サイトの中に2本以上作らないのが基本です。
似た記事が2本あると、Googleがどちらを検索結果に出すかを決めにくくなり、評価が分かれる場合があります。
1本にまとめたキーワードの例
例えば「seo記事 書き方」と「seo 記事 書き方」は、検索した人が知りたいことが同じなので、この記事1本で両方を狙っています。
書き始める前にサイト内の記事一覧でキーワードを確かめ、同じキーワードの記事があれば、新しく作らずに既存の記事へ書き足しましょう。
書き手が誰かわからない記事にしない
記事に載せておきたいのが、誰が書いたのかがわかる書き手の情報です。
Googleは公式ガイドで、コンテンツを自己評価する質問に「コンテンツの著者が誰であるかを明確にしていますか」を挙げています。
著者の情報が求められる記事には、同じガイドが「バイラインを記載するなどして正確な著者の情報を追加すること」を強くすすめています。
参考:Google検索セントラル|有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成
バイラインとは、記事の書き手の名前を表示する部分のことです。
載せておきたい書き手の情報は以下のとおりです。
載せておきたい書き手の情報
- 書き手の名前
- 書いている分野での経験年数
- 書いた記事の数などの実績
- 監修者の名前と経歴
経験年数や実績を載せておくと、E-E-A-Tのうち書き手の経験を読者に伝えられます。
E-E-A-Tとは、Googleの公式ガイドが挙げる4つの面の、英語の頭文字をまとめた言葉のことです。
E-E-A-Tの4つの面
- エクスペリエンス(経験)
- 高い専門性
- 権威性
- 信頼性
例えば私(佐藤)の場合、書き手の情報に載せるのは以下の経験と実績です。
私(佐藤)の場合
- 7,000記事以上を執筆
- Google検索1位のキーワードは300以上
- Google検索トップ10入りは3,000キーワード以上
- 自社の記事はAIエージェントで制作
- AIエージェントで実動時間は手書きの20分の1
- SEO・AIライティング講座の講師として添削を担当
書き手の情報は公開したあとでも足せるので、すでに公開している記事にも載っているかを確かめてみてください。
SEO記事を公開したあとのリライトの方法
書くときの注意点を守って公開しても、SEO記事にすぐ順位が付くとはかぎらず、SEO記事のリライトが必要になる場合があります。
SEO記事のリライトとは、公開した記事を、検索順位を見ながら書き直す作業のことです。
順位が付かない記事は、次の3つの順で確かめて直していきます。
SEO記事のリライトの方法
- まずGoogleに記事が登録されているかを確かめる
- 順位が付かない記事は検索意図とのずれから直す
- 足りない一次情報を追記して上位記事との差を作る
登録の確認から順に、1つずつ解説していきます。
まずGoogleに記事が登録されているかを確かめる
リライトで最初に確かめるのは、記事がGoogleにインデックスされているかです。
インデックスとは、記事がGoogleに登録されている状態のことです。
Googleに登録されて初めて、記事は検索結果に表示される対象になります。
例えば私(佐藤)が記事を書いているクライアント媒体では、順位が伸びない原因が記事の中身ではなくサイトの構造にありました。

サイトの構造で見つかった原因
記事一覧の2ページ目以降に進むページ番号や、カテゴリ・タグの一覧に、個々の記事へのリンクが付いていませんでした。
Googleは主にリンクをたどって新しい記事を見つけるので、ほとんどの記事がGoogleに見つかっていない状態でした。
参考:Google検索セントラル|Google 検索の仕組み
記事の中身を直す前に、Google Search ConsoleのURL検査ツールで登録を確かめておきましょう。
Google Search Consoleとは、検索結果での自社サイトの状態を確かめられる、Googleの無料のサービスのことです。
URL検査ツールでは、Search Consoleで所有権を確認した自社サイトのURLを調べられます。
登録を確かめる手順は、以下のとおりです。
URL検査ツールで登録を確かめる手順
- Search ConsoleでURL検査ツールを開く
- 記事の完全なURLを入力する
- 表示された検査結果を確かめる
「URL は Google に登録されています」と表示されれば、次の検索意図の確認に進めます。

「URL が Google に登録されていません」と表示された記事は、Search Consoleで「インデックス登録をリクエスト」を押しましょう。

登録を確かめてから書き直せば、リライトにかける時間を検索結果に出られる記事に使えます。
参考:Search Console ヘルプ|URL 検査ツール
順位が付かない記事は検索意図とのずれから直す
Googleに登録されているのに順位が付かない記事は、検索意図とのずれから直します。
検索意図に合わせて直すと、読者が探している答えを記事に入れられます。
言い回しを整えるだけでは、記事の中の答えは増えません。
例えば「seo記事 書き方」で検索する人が知りたいのは書く手順なので、SEOの意味の説明で終わる記事は読者の疑問に答えきれていません。
順位が付かない記事の状態と、直す箇所を以下にまとめました。
| 順位が付かない記事の状態 | 直す箇所 |
|---|---|
| 2本以上の上位記事が扱う論点の抜け | 抜けた論点に答える見出しの追加 |
| タイトルと本文の答えのずれ | タイトルか本文の書き直し |
| 読者の疑問と関係の薄い長い話題 | 話題の削除か別の記事へのリンク |
どの行に当たるかは、ステップ2と同じように上位記事の見出しと自分の記事の見出しを並べると見つけやすいです。
ずれている見出しだけを直せば、記事を一から書き直さずにリライトを終えられます。
足りない一次情報を追記して上位記事との差を作る
公開したあとに一次情報を追記するのも、上位記事との差を作るリライトの方法です。
前述のとおり、自社にしかない一次情報は、Googleの公式ガイドが自己評価の質問に挙げる「独自の情報」にあたります。
例えば私(佐藤)が記事を書いているクライアント媒体でも、一次情報が入った記事は検索上位に来やすい傾向があります。
クライアント媒体での実例
検索1位を取っているのは、技術系と就職・転職系の記事です。
副業・フリーランス系とAI系の記事も、検索上位を獲得しています。
どの記事にも、クライアントからもらった一次情報が入っています。
追記する場所は、上位記事と同じ論点を書いている見出しの中です。
同じ論点を扱う見出しでも、自社の数字や事例を書き足すと、上位記事にはない中身になります。
記事を書いた時点で集まらなかった一次情報も、公開後に自社で見つかったら追記していきましょう。
人がSEO記事を書くと1本にかかる時間
書き方の手順と公開後の直し方を押さえたら、次に気になるのは1本を書き上げるまでにかかる時間です。
ここでは、私(佐藤)がAIを使う前に2万字のSEO記事を1本書いていたときの時間を、記憶の値で紹介します。
前述の添削で多い直し方のとおり、記事の長さはキーワードで決まるので、自社の記事が2万字より短ければ時間も短く済むでしょう。
上司に記事作成の時間を説明するときの目安にしてください。
人がSEO記事を書くと1本にかかる時間
- 2万字の記事は7つの工程で18〜20時間かかる
- 本文の執筆だけで8〜12時間かかる
まずは7つの工程ごとの時間から見ていきましょう。
2万字の記事は7つの工程で18〜20時間かかる
2万字のSEO記事は、私(佐藤)がAIを使わずに書いていたころ、7つの工程で1本18〜20時間かかっていました。
キーワードを調べる段階からWordPressへの入稿まで、すべての工程を自分の手で進めていました。
7つの工程は、前述の「SEO記事の書き方7ステップ」とほぼ同じ順番です。
工程ごとの内容と時間を以下にまとめました。
| 工程 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| キーワードリサーチ | 狙うキーワードと読者が知りたいことの洗い出し | 30分ほど |
| 競合記事リサーチ | 上位記事の見出しの確認 | 10分ほど |
| 一次情報の整理 | 記事に入れる自社の体験や数字の整理 | 30分ほど |
| 記事構成の作成 | 見出しの組み立て | 3時間程度 |
| 記事執筆 | 2万字の本文を見出しの順に書く作業 | 8〜12時間 |
| 記事のチェックや編集 | 事実の誤りや表記の確認と手直し | 2〜3時間 |
| WordPress入稿 | 本文の流し込みとメタディスクリプションなどの設定 | 1〜2時間 |
※いずれも私(佐藤)がAIを使う前の記憶の値です。
時間の多くは、記事構成の作成から先の4つの工程に使っていました。

自社で書く記事の時間を見積もるときも、7つの工程に分けておくと、どこに時間がかかるかを上司に説明しやすくなります。
本文の執筆だけで8〜12時間かかる
AIを使う前の7つの工程でいちばん長くかかっていたのは、本文を書く記事執筆の8〜12時間です。
記事執筆の時間には、文章を書く作業だけでなく、書きながら進める調べものの時間も入っていました。
記事執筆の8〜12時間の内訳は以下のとおりです。
| 執筆の中身 | 時間 |
|---|---|
| 調べもの(リサーチ) | 3時間 |
| 書く作業 | 5〜9時間 |
調べものは、キーワードリサーチや競合記事リサーチとは別に、本文を書きながら見出しごとに必要な情報を確かめる作業を指します。
1本の時間の半分近くを占める記事執筆を、調べものも含めて任せられるのが、次に紹介するAIエージェントです。
AIエージェントでSEO記事を書くメリット
前の章で見た18〜20時間のうち、本文の執筆を含む多くの工程は、AIエージェントに任せられます。
AIエージェントとは、記事を作る手順とルールを覚えさせて、一連の工程をまとめて任せられるAIの仕組みのことです。
ChatGPTに毎回指示を打って下書きを作る使い方とは違い、キーワードの調査から本文の執筆・校正までを決めた順番どおりに進めます。
参考記事:AI記事作成で作業時間を20分の1に|一次情報を入れてSEOで勝つ方法
AIエージェントで書くメリットは以下の3つです。
AIエージェントで書くメリット
- 人の作業時間を1本1時間以内に減らせる
- 書き方のルールを毎回守らせられる
- 人に直された箇所を次の記事に生かせる
時間・品質・直しの3つの面から、1つずつ解説していきます。
人の作業時間を1本1時間以内に減らせる
私(佐藤)の場合、AIエージェントに任せると、2万字の記事1本にかかる人の作業時間は1時間以内に収まっています。
本文の執筆や調べものをAIエージェントが進めるので、人が手を動かすのは編集と検品だけになります。
同じ2万字の記事にかかった人の実動時間を、段階ごとに比べると以下のとおりです。
| 段階 | やり方 | 人の実動時間 |
|---|---|---|
| 手書き | AIを使わず全部自分で書く | 18〜20時間 |
| プロンプト | AIのチャットにプロンプトを登録して書かせる | 約6時間 |
| AIエージェント | 決めた手順どおりにAIエージェントが進める | 1時間以内(短いと30分) |
※実動時間は、AIの処理を待つ時間を除いて人が手を動かしている時間で、手書きの値はAIを使う前の記憶です。
前述のとおり、手書きでは本文の執筆だけで8〜12時間かかっていました。
ChatGPTのようなAIのチャットで下書きを作る段階でも、文末の直しや事実の確認が人に残り、約6時間かかっていました。
参考記事:プロンプトの書き方のコツ7選|AIに書かせる方法と業務別の例文つき
1本1時間以内に収まれば、他の業務と兼任している担当者でも、本業の合間に記事を出し続けやすくなります。

書き方のルールを毎回守らせられる
書き方のルールを1本ごとにぶれずに守らせられるのも、AIエージェントで書くメリットです。
ルールをAIエージェントの手順に組み込んでおくと、1本書くたびにルールどおりかを確かめたうえで記事を仕上げます。
例えば私(佐藤)の場合、違いがはっきり出たのは同じ文末を3回続けないルールです。
同じ文末を3回続けないルール
AIのチャットにプロンプトで頼んでいたころは、ルールに書いておいても、文末が「ます」の文が3回続く箇所が出ていました。
AIエージェントに移し、文末をプログラムで確かめるようにしてからは、3回続く箇所は出なくなりました。
SEO記事で守らせたいルールの例と、人が書くと起きがちなことは以下のとおりです。
| ルールの例 | 人が書くと起きがちなこと |
|---|---|
| 同じ文末を3回続けない | 「ます」の連続による単調な文章 |
| 見出しに答えを書く | 本文を読まないとわからない見出し |
| 表・箇条書きを使う | 文章だけが続く読みにくい記事 |
| 使わない言葉を決める | 書く人や日によってばらつく言葉づかい |
人が書くと、どのルールも書き終えたあとに読み直して直す作業が要ります。
ルールを守る役をAIエージェントに渡すと、人が読み直して直す手間が減ります。
人に直された箇所を次の記事に生かせる
AIエージェントで書く記事は、人に直された箇所を次の1本に生かせます。
直した理由をルールにしてAIエージェントに渡すと、同じミスは次の記事から起こりにくくなります。
直された箇所を次の記事に生かす流れは、以下の3段階です。
直された箇所を次に生かす流れ
- 直された点を1件ずつ理由と一緒に記録する
- 何度も出る直しを書き方のルールにする
- 次の記事からルールをプログラムで確かめる
例えば私(佐藤)の場合は、AIエージェントが仕上げた記事を読んで指摘した直しを、記事ごとに数えています。
2026年10月8日時点の結果は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 数えた記事 | 18本 |
| 数えたもの | 私(佐藤)が指摘した直しの理由の数(AIエージェントに直させたものを含む) |
| 直した件数 | 0〜15件(0件や1件で済んだ記事も、15件の記事もある) |
表の件数は記事ごとの直しの多さで、本数を重ねるごとに減り続けているわけではありません。
直しが多かった記事でも、私(佐藤)は編集にかける時間を増やさず、直した理由をルールにしてAIエージェントに教え込んでいます。
ルールにした直し
私(佐藤)の実感では、一度ルールにしたミスは、次の記事から起こりにくくなります。
記事を直せる人が自社に1人いれば、直す人の判断がルールとして残り、担当者が替わってもAIエージェントは同じ基準で書き続けられるでしょう。

AIエージェントでSEO記事を書く方法
AIエージェントで書くメリットを生かすには、人が書く手順のどこを任せ、どこを人が確かめるかを先に決めておく必要があります。
説明に使うのは、この記事を書いた仕組みでもある、私(佐藤)が運用している記事作成のAIエージェントの手順です。
記事作成のAIエージェントの全体図は、以下のとおりです。

参考記事:この記事を書いた仕組みの話
動画で見る:記事作成AIエージェントの実演(約75分)AIエージェントでSEO記事を書く方法
- 人が書くときの7ステップをそのまま工程にする
- 一次情報はAIエージェントの質問に人が答えて貯める
- 書いた記事は採点して90点未満なら書き直させる
- 仕上げの校正は別のAIサービスにも見直させる
- 人の最終確認は差別表現の有無に絞る
人が書く7ステップをどう工程に置き換えるかから、順に解説していきます。
人が書くときの7ステップをそのまま工程にする
記事作成のAIエージェントは、人が書くときの7ステップを、順番を変えずにそのまま工程にして組み立てます。
7ステップは読者の疑問に答えきる記事を書くための手順なので、書き手が人からAIに替わっても、たどる順番は変わりません。
AIエージェント側ではタイトルの作成などを別の工程に分けていますが、中身は人が書く7ステップと対応しています。
人が書くときのステップと、AIエージェントでの工程の対応は以下のとおりです。
| 人が書くときのステップ | AIエージェントでの工程 |
|---|---|
| ステップ1 キーワードから読者が知りたいことを洗い出す | キーワード調査ツールとつなぎ、関連キーワードやよくある質問を自動で取得 |
| ステップ2 上位記事の見出しを並べて共通の論点を拾う | 検索上位の記事の見出しを自動で取得し、一覧に整理 |
| ステップ3 自社にしかない一次情報を2つ以上集める | 貯めた一次情報から候補を探し、足りない分を人に質問 |
| ステップ4 見出しだけで答えがわかる構成を作る | 構成とタイトル案の作成、構成の採点と修正 |
| ステップ5 構成の見出しの順に本文を埋める | 見出しのまとまりごとの本文の執筆、採点と書き直し |
| ステップ6 公開前に事実の誤りを確かめる | 統計・料金・事例を出典の原文と照合 |
| ステップ7 入稿時にメタディスクリプションを設定する | 内部リンクの設置、導入文・まとめ文・メタディスクリプションの作成 |
工程が1つ終わるたびにAIエージェントが止まり、私(佐藤)が中身に目を通してから次の工程へ進めます。
直したい箇所は、自分では直さずにAIエージェントに伝えて直させるのが基本です。
自社でAIエージェントを作るときも、まず自分が記事を書いている手順を書き出しておくと、任せる工程の順番をそのまま決められます。
参考記事:AIエージェントの作り方を5ステップで解説|最初に任せる業務の選び方つき
一次情報はAIエージェントの質問に人が答えて貯める
AIエージェントの質問に人が答え、答えた内容を貯めておくのが、AIエージェントで書くときの一次情報の集め方です。
何もない状態から書き出すより、聞かれたことに答えるほうが、自社にしかない経験や数字を人が思い出しやすくなります。
一次情報は自社の中にしかないので、AIエージェントが検索しても見つけられず、人から聞き出すしかありません。
私(佐藤)が運用している仕組みでは、以下の5つの段階で一次情報を貯めています。
一次情報を貯める5つの段階
- AIエージェントが質問し、人が答える
- 答えた一次情報を貯めておく
- 記事を作るたびに、使える一次情報をAIエージェントが探す
- 足りない一次情報は、AIエージェントが追加で質問する
- 追加で答えた内容も貯め、次の記事で使う
例えば、記事制作代行をテーマに私(佐藤)の仕組みで書いた記事では、AIエージェントが足りない一次情報を名指しで質問するようにしました。
記事制作代行の記事で出た一次情報
質問に答えた中から、上位の競合記事が1本も書いていない素材が4件出てきました。
貯めた一次情報が増えるほど、次の記事でAIエージェントが探せる候補も増えていきます。

書いた記事は採点して90点未満なら書き直させる
AIエージェントが書いた構成や本文は、100点満点で採点し、90点未満なら書き直させます。
採点と書き直しをAIエージェントが自分でくりかえすので、上手に書けるまでの手直しを人が引き受ける必要はありません。
私(佐藤)が運用している仕組みで採点している対象は、以下の3つです。
採点して書き直させる対象
- 見出しを並べた記事の構成
- 見出しごとの本文
- 導入文とまとめ文
採点を担当するAIエージェントは、前述の書き方のルールを守れているかを減点方式で確かめ、減点した箇所と直し方を書き出します。
本文を採点するときの主な減点項目は以下のとおりです。
| 減点する項目 | 確かめていること | 減点 |
|---|---|---|
| 文末 | 同じ文末が3回以上続いていないか | -10点 |
| 図表の使い方 | 表を使うべき箇所が文章だけになっていないか | -10点 |
| 自社の過去記事の写し | 自社で以前に公開した記事の段落をそのまま写していないか | -10点 |
| 見出し | 見出しを読むだけで答えがわかるか | -5点 |
| 表・箇条書きの中身 | 表の行が見出しの主張の例になっているか | -5点 |
| 書き手の感想 | 「驚きました」のような書き手の感想を書いていないか | -5点 |
100点から減点を引いた点数が90点未満なら、書き直しに回ります。
記事を書いたAIエージェントは、書き出された直し方を反映して書き直し、直した版も同じように採点して90点以上になるまでくりかえすのが、書き直させる流れです。

人が読む前に合格点まで引き上げておくと、人の確認は仕上げの点検が中心になります。
仕上げの校正は別のAIサービスにも見直させる
記事を書いたAIエージェントとは別のAIサービスにも見直させるのが、仕上げの校正のやり方です。
別のAIサービスに見せると、書いたAIエージェントとは違う観点から、わかりにくい言い回しを指摘してもらえます。
私(佐藤)のAIエージェントは、Claude Codeで動かしています。
Claude Codeとは、Anthropic社が提供する、プログラミングなどの作業をAIに任せるツールのことです。
記事作成の工程にも使えるのが特徴です。
参考記事:Claude Codeは非エンジニアでも使える?始め方と仕事に生かす使い方
書いて編集した記事は、GoogleのGeminiで校正しています。
Geminiで校正して変わったこと
Claude CodeとGeminiが意見を出し合いながら直していくと、記事がわかりやすくなりました。
記事の品質を上げるために試してきたやり方の中で、いちばん効いたのがGeminiでの校正です。
クライアントに納品する記事で求められる細かい日本語のニュアンスも、Geminiでの校正で整えられるようになりました。
自社で契約しているAIサービスが2つあれば、片方で記事を書き、もう片方で校正する分け方から試してみてください。

人の最終確認は差別表現の有無に絞る
工程ごとの確認とは別に、公開前の最終確認で人が確かめるのは、AIエージェントが書いた記事に差別表現や競合他社を悪くいう表現がないかです。
事実の確認や表記・文末の直しは、多くがAIエージェントの工程で済んでいます。
AIエージェントと人の分担は以下のとおりです。
| 担当 | 見ているもの |
|---|---|
| AIエージェント | 事実の誤り・表記ルールの違反・同じ文末の連続 |
| 人 | 差別表現・競合他社を悪くいう表現 |
人が担当する2つは、記事に出ると読者や競合他社を傷つける可能性がある表現です。
差別表現などが記事に出る頻度
差別表現や競合他社を悪くいう表現は、AIエージェントが書いた記事では滅多に出てきません。
それでも、クライアントに納品する記事では出たときの責任が重いので、念のため目で見て確かめています。
わかりにくい表現を見つけたときも、人は自分で直さず、AIエージェントに直してもらうのが私(佐藤)のやり方です。
人の仕事は、記事の文章を直す作業から、公開する記事のリスクを点検する作業に移ります。
AIエージェントでSEO記事を書くときの注意点
AIエージェントに書く工程を任せられても、どの会社でも同じように順位や時短につながるとはかぎりません。
AIエージェントでSEO記事を書くときの注意点は、以下の2つです。
AIエージェントで書くときの注意点
- 一次情報を出せない会社は導入を見送る
- 導入直後は人の確認に時間がかかると見込む
どちらも導入を決める前に上司と共有しておきたい内容なので、1つずつ解説します。
一次情報を出せない会社は導入を見送る
一次情報をほとんど出せない会社は、AIエージェントの導入を見送ったほうがよいと私(佐藤)は考えています。
自社から出てこない情報は、AIエージェントにも書けません。
私(佐藤)が同じAIエージェントで書いた記事でも、一次情報を入れた記事のほうが検索上位に来やすい傾向がありました。
AIエージェントの導入を見送ったほうがいい会社と向いている会社の違いを、以下にまとめました。
| 項目 | 見送ったほうがいい会社 | 向いている会社 |
|---|---|---|
| 出せる一次情報の量 | 極端に少ない | たくさんあり、どんどん出せる |
| 一次情報の例 | 導入事例や実績を社外に出せない | 導入事例・お客様の声・社員の体験談 |
| 目印 | 会社としての発信がほとんどない | 会社のアカウントでのSNS発信・自社でのYouTube撮影 |
| AIエージェントで書いた記事 | ネット上の情報のまとめに近い | 自社にしかない情報が入る |
一次情報が少ないと感じる会社は、AIエージェントを入れる前に、自社から一次情報を出せる体制作りから始めましょう。
例えば、お客様の声や社員の体験談を集める担当と、記事の担当へ渡す流れを先に決めておきます。
一次情報を出せる体制が整ってから導入すれば、AIエージェントで書いたSEO記事にも自社にしかない情報が入ります。
参考記事:オウンドメディアの費用対効果は高い?|計算方法と回収できる会社の条件
導入直後は人の確認に時間がかかると見込む
導入してすぐには減らないのが、AIエージェントで書いた記事を人が最終チェックする時間です。
AIエージェントは作った時点で仕上がるわけではなく、人の手直しが減るまでには調整の期間があります。
例えば私(佐藤)の場合、記事作成のAIエージェントを作ってから、人の最終チェックにかかる時間は以下のように変わりました。
| 時期 | 仕組み | 人の最終チェック |
|---|---|---|
| 2026年4〜5月 | n8n・Difyで作ったAIエージェント | 1記事3時間くらい |
| 2026年6月〜 | Claude Codeに乗り換えたAIエージェント | 1時間未満(2万字の記事) |
※3時間は私(佐藤)の記憶による目安で、記事の字数は記録していません。
時間はどちらもAIの処理待ちを除いた人の実動時間です。
※n8n・Difyは、処理の流れを画面上で組み立てられるツールです。
私(佐藤)の場合、確認の時間が減ったのは、最初に作った仕組みをClaude Codeで作り直してからでした。

自社でAIエージェントを導入するときも、仕組みの作り直しを含めて、最初の数ヶ月は人の確認に時間がかかる前提で、記事を公開する本数の予定を組んでおきましょう。
上司に導入を説明するときも、人の確認の時間が減るまでに調整の期間があると伝えておくと、導入直後の時間だけで効果を判断されずに済みます。
SEO記事の書き方に関するよくある質問
最後に、SEO記事の書き方についてよくある質問をまとめました。
1つずつ答えていきます。
Q.SEO記事の書き方は独学で身につきますか?
独学でも身につきますが、知識を集めるだけで終わらせず、実際に書いて公開するところまで進めましょう。
自分の記事に順位が付くかを確かめていくと、調べて覚えた書き方のどこが効くのかが体感でわかってきます。
私(佐藤)がSEOを体感で覚えた経緯
駆け出しの頃の私(佐藤)は営業しか経験がなく、SEOは初めてでした。
当時力のあったSEOコンサルと組んで書いた記事が検索上位に来て、SEOが初めて「体感」になりました。
独学で進める場合も、この記事の7ステップで1本書き、公開した記事の順位を確かめるところから始めてみてください。
Q.SEO記事の作成に使えるツールはどれですか?
最初に使うツールは、Google Search Consoleとキーワードプランナーの2つで十分です。
Search Consoleは無料で、キーワードプランナーもツールそのものは無料です。
ただしキーワードプランナーを使うには、Google広告のアカウントを作り、支払い情報の登録まで済ませる必要があります。
キーワードを選ぶ段階から、公開した記事の順位を確かめる段階まで、無料のツールで進められます。
SEO記事の作成で使えるツールは以下のとおりです。
| ツール | できること |
|---|---|
| Google Search Console(無料) | 検索結果での自社サイトの掲載順位の確認・記事がGoogleに登録されているかの確認 |
| Googleキーワードプランナー(無料) | キーワードの候補と月間の検索数の見積もりの確認 |
| Ahrefs(有料・ライトプランは月19,900円・税抜) | 数千のキーワードの候補の洗い出し |
※料金は、2026年10月8日に各社の公式ページで確認した内容です。
参考:Search Console ヘルプ|Search Console の概要
参考:Google|キーワード プランナー
参考:Google 広告ヘルプ|キーワード プランナーを使う
参考:Ahrefs|料金
参考:Ahrefs|キーワードエクスプローラー
Ahrefsには、無料で使えるAhrefs Freeもあります。
まずは無料の2つで記事の公開と見直しをくりかえし、キーワードの候補をもっと広く調べたくなったらAhrefsを検討するとよいでしょう。
Q.AIで書いた記事もGoogleに評価されますか?
Googleの公式の見解で問題とされているのは、AIを使ったことではなく、価値を足さずに大量の記事を作ることです。
Googleは、生成AIでコンテンツを作るときのガイダンスで、次のように説明しています。
Googleのガイダンス(引用)
「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すると、(中略)スパムポリシーに違反してしまう可能性があります。」
参考:Google検索セントラル|ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用するための Google 検索のガイダンス
スパムに関するポリシーでも、検索順位の操作を目的に、作成方法を問わず独自性のないコンテンツを大量に作る行為が対象とされています。
参考:Google検索セントラル|スパムに関するポリシー
AIで書く記事に価値を足す材料は自社の一次情報で、集め方はステップ3、AIエージェントで書くときの注意は前の章で解説したとおりです。
AIで下書きを作るときも、公開する前に、読者にとっての価値を足せているかを確かめてみてください。
Q.SEO記事は外注と自分で書くのとどちらがよいですか?
外注するか自分で書くかは、自社から一次情報を出せる状態にしたうえで、必要な本数を担当者の時間で書ききれるかで決めましょう。
外注しても自分で書いても、記事に入れる一次情報は自社から出すことになります。
担当者の時間を見積もるときは、1本にかかる時間に必要な本数を掛けてみてください。
例えば月4本の2万字の記事を担当者が書く場合、前述の時間で計算すると以下のとおりです。
| 書き方 | 計算 | 担当者の時間(月) |
|---|---|---|
| 手書き | 18〜20時間×4本 | 72〜80時間 |
| AIのチャットにプロンプトで書かせる | 約6時間×4本 | 約24時間 |
| AIエージェントで書く | 1時間以内×4本 | 4時間以内 |
※月4本は仮の数字です。
1本の時間は私(佐藤)の値で、AIを使う段階はAIの処理を待つ時間を除いた実動時間、手書きはAIを使う前の記憶の値です。
書ききれない本数だけを外注に出せば、担当者の時間を一次情報の整理に回しながら記事を増やせるでしょう。
参考記事:記事制作代行の費用相場|失敗しない選び方7つの基準と依頼できる工程
Q.SEO記事は公開からどれくらいで順位が付きますか?
メディアの状態によって、公開から順位が付くまでの期間は1ヶ月未満〜6ヶ月ほどまで幅があります。
すでに運営実績があり、ドメインパワー(サイト全体の評価)が高いメディアほど、新しい記事にも早く順位が付きやすいです。
私(佐藤)がメディアを運営してきた経験から、状態ごとの目安を以下にまとめました。
| メディアの状態 | 順位が付くまでの目安 |
|---|---|
| 運営実績があり、ドメインパワーが高いメディア | 1ヶ月かからずトップ10入りすることもある |
| 立ち上げたばかりで、ドメインパワーがゼロのメディア | 早くて3ヶ月・長くて6ヶ月 |
競合が強いキーワードでは、目安の期間を過ぎても順位が付きにくい場合があります。

新しく立ち上げたメディアなら、半年ほどは順位を確かめながら記事を書き足し、リライトを続ける計画を立てておきましょう。
まとめ|SEO記事は一次情報を足して読者の疑問に答えきる
SEO記事はキーワードで検索した読者の疑問に答えきり、自社にしかない一次情報を足して書きます。
書く手順は、以下の7ステップです。
SEO記事の書き方7ステップ
- キーワードから読者が知りたいことを洗い出す
- 上位記事の見出しを並べて共通の論点を拾う
- 自社にしかない一次情報を2つ以上集める
- 見出しだけで答えがわかる構成を作る
- 構成の見出しの順に本文を埋める
- 公開前に事実の誤りを確かめる
- 入稿時にメタディスクリプションを設定する
書き終えたら、添削で多い3つの直し方に当てはまる箇所がないかを読み返してください。
手で書くと2万字の記事は1本に18〜20時間かかるので、最初から本数を出そうとすると続きにくいでしょう。
まずは次に書くキーワードを1つ決め、自社にしかない一次情報を2つ書き出すところから始めてみてください。
ここまで読んで、自社のSEO記事もAIエージェントで書く仕組みにしたいと感じた人もいるでしょう。
この記事も、本文で紹介した7ステップをそのまま工程にしたAIエージェントで書いています。
一次情報は私(佐藤)が質問に答えて出し、採点と校正はAIエージェントに任せ、確認は工程ごとに受けもちました。
公開している中身
- 7ステップをどの工程に置き換えたか
- 一次情報をどう聞き出して貯めているか
- 採点で減点している項目と合格点
- どの工程で人が確認しているか
どんなルールをAIエージェントに覚えさせているかは、この記事の作り方として公開しています。
貴社でSEO記事を書く仕組みを考える参考になれば幸いです。